アーサー・C・クラークを読むための私的パターン集
- はじめは「都市と星」から。
何から読むべきか悩むのなら、
抽象的(?!)な表現が特徴なので、程々のものから読むと良い。
なお、彼の表現の抽象性という特性を好まないなら、著作を読むのはやめたほうが良い。
または、G・リー氏などに頼ることになるが…。
- 行間を読む。
ときどき(ほとんどいつも?)何を言っているかわからないことがある。
彼が言いたいことはこういうことだろうと想像(創造)しながら読む。
- 繰り返し読む。
あの著作のあの表現はこういう事だったのかと、何年か後に気づく。
そうしたら、また読んでみる。やはりそうだったかという感想と、もっと大きくてまったく違うことにまた気づく。これを繰り返す。数十年以上楽しめる。
- 周辺を調べる。
アシモフとか、ステープルドンとか、セーガンとか、ダンセイニとか。
ヘタをするとNASAをはじめとした「科学的周辺」も調べまくることになり、楽しくしんどい。マルチバース宇宙をまたいで旅しているような感じか?
- 人となりをよく知る。
性的嗜好についての陰口があるようだが、
信憑性を十二分に調べて考える。これも十分に楽しいし、イギリス(に限らず)知識人の人間性、特性などについての知見がまた得られる。
- 予見を知り、活用する。
静止衛星、インターネットやグローバルデータベースなどは実用化されている。これ以外にも今後を予想する事柄(スペキュレーション)がたくさん著作にはちりばめられている。これは人生の指針になる。
- 結局人生の残り時間はクラークに限らず何かを調べ続けて終わることに気づく。
これに気づくのが遅かったけれど、ともかく気づいたことはえらい。おめでとう!
- 番外。
アルビンについてどう思うか考えておく。
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