2016年11月18日金曜日

セシリアの自伝をよく読むと、「悪い人」ではないとわかった

 一昨日に紹介したセシリア・ペイン=ガポシュキンの自伝を更に読み進める。ただし、索引にたよりリービットさんに関する記述の部分を読む。


 170ページ。ミス・リービットの業績(変光星の変更周期と光度の規則的関係)は、このあとの、ヘルツシュプルングやソロン・ベイリーやシャプレイの仕事の偉大な基礎となったと、正しい評価をしています。

 そして、171ページ。シャプレイが、また、星の乾板写真の目視光度測定の仕事をたのむと、やはり台長の命令は断れないと、リービットさんの仕事を、セシリアは引き継ぎます。「でもスペクトルの研究は続けたいんだけどな、ぶつぶつ」と口に出して言ったかどうかは別として。
 やはり、彼女も組織人やないか(^^)

 しかし、幸いなことに、光電効果を応用することができるようになって、いやいややっていた目視測定というやり方はすたれてしまう。セシリアはしてやったりですね。「ばんざーい」と口に出して言ったかどうかは別として。
 やはり、彼女もフツーのヒトでした(^^)

 198ページ。リービットさんの時代には、変光星の観測はアマチュア向けの仕事とみなされていた。しかし、今ではそれは天文学の中心的課題となっている。と書いています。「私が理論的に星の構造論と関連付けて研究したからよ」と口に出して言ったかどうかは別として。
 やはり、彼女も自慢好きのオバサマになっていった(^^)

 ということで、ちきりん様が書いておられたように、良い本は、それをネタにしていくらでもブログ記事が書けるということがわかりました。

 そして、こういった本には、索引が必要だともわかった。索引がないと、本から情報が引き出せません。ブログのラベルも大事ですね。

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