2017年1月17日火曜日

ウディ・アレンの「自伝映画」を観て考えたり、ルカーチ本を読み始めたり

 昨日の命題
(1)何を目的にウディ・アレンは映画を作っているのか。
(2)ユダヤ人であることとそれはどう関係するか?
(3)ベスト作品を3つ選べ。出演俳優と、作品評価の関係は?

の一応の答え。

(1)映画によって違う。(あたりまえ!) 一部の映画監督は一貫したテーマを追求するだろうが、ウディ・アレンはそうではない。映画ごとに異なるテーマを述べている。

(2)直接はない。しかし、様々なテーマのもとに作られた映画の底流にながれる哀愁感や感傷性に彼の出自が影響していることはもちろんだ。たとえば、トランプ支持者ならウディ・アレンの映画は見ようともしないだろう。また、テロの横行する世界を悲しんでいることは間違いない。

(3)マンハッタン、ミッドナイト・イン・パリ、映画と恋とウディ・アレン。
ただし、このベストスリーは今後多くの作品を観ていけば変わること間違い無し。出演女優と良好な関係を保つことが作品評価に大きく変わる(^_-)

 なにしろ作品が多すぎて、なかなか観きれない。なんとか頑張ります。

 アシモフ自伝にウディー・アレンのことが書いてある(『アシモフ自伝2(下)』 早川書房、1985年 261ページ)。1972年の12月にアレンから連絡があり、翌年封切りの映画『スリーパー』の監修をしてくれと頼まれたが、会って意見をいうだけでお茶を濁したそうだ。
 なお、アレンは、アシモフ高校(卒業校がこのように改名!)の後輩だった。
 この節のソースはこちらですm(_ _)m

 昨夕、この本が届いた。



 3つエッセイが収められている。フェーリクス・クルルの分はトーマス・マン全集別巻で読んだので残り2つ。ルカーチがトーマス・マンの「俗物性」をどう弁護するのか気になります。

 ますます忙しくなるが、忙しさを克服する方法をかんがえないといけないな。

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