寒い日だ。体を冷やすと胃にこたえるので、暖かい部屋で読書しようとしていたが、トイレの排水が流れにくくなり、対策に追われた。ラバーカップを使えばよいと気付いたが、屋内を捜しても見当たらない。落ち着いて考えると、以前ベランダの隅に片付けたのを思い出した。
慌てると思考力と判断力が鈍る。普段の仕事でも、落ち着きが肝心だ。
最近、福島原発のメルトダウンした核燃料のことが報道されている。圧力容器から漏れ出て格納容器に一部があるらしい。ビデオが撮られたそうだ。
格納容器からも核燃料デブリは漏れ出し、原子炉の基礎コンクリートも溶かそうとしている、あるいはすでに溶けて、地盤にまで達している可能性も取り沙汰されている。
溶融した核燃料が再度、臨界に達して大爆発を引き起こすこともありうると思われる。チャイナ・シンドロームは単なる悪夢でなく現実化するかも知れない。この場合、ここ神奈川でも避難を考える必要がでて来る。
命が惜しいので、原発事故のことを真面目に調べることにした。
どこから手をつけたら良いかわからないので、いつもの学習手準を使う。
まずは、原発について思うことや知っていることを簡単な文章にしてみる。そして、文章に書きながら出てくる具体的な疑問点を調べ、また文章にする。漫然と他から知識を得ようとすると必ず挫折する。
とりあえず事故調の報告書のポイントを抜き出して、そこから考えて、自分用のレポートを作ろう。
一方、マイルス・デイビスの自叙伝の読書も続けたい。
まだ若い(19歳)マイルスは、金になると聞き、西海岸へ飛ぶ。1946年、ウェストコーストジャズが盛んになりかけだったのだろう。しかし奥さん(アイリーン)と子供は東セントルイスに置いて行かざるを得なかった。
もちろんバードとも一緒に演奏している。カリフォルニアではマリファナは手に入ったが、ヘロインは入手が難しく、バードは四苦八苦。酒に溺れたり、ベンゼドリンも使ったりで、当然体が駄目になっていく。
そんな中でもダイアルでのレコーディングでは、インプロバイザーの実力を発揮して、すばらしい演奏を後世に残す。マイルスも一部に参加して、演奏になんとかついて行った。この頃はもう、手とり足とりではなく、俺(バード)について来いという指導のやり方だったようだ。ここで養った実力を発揮するのはもうすぐだ。
マイルスの事跡を知ることによって、いままでちよっと敬遠していた彼の演奏が、聴きやすいものに変化してきた。素人の音楽趣味の変化なんてこんな他愛ないことだが、でも嬉しい\(^o^)/
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