残念ながら読み終えてしまった。今朝読んだ部分は、実際には「トーマス・マン日記」を読んでいない時期に関する部分なので、「残念」というわけだ。
「トーマス・マン日記」の「主要な」部分は、1933年から1945年までのナチス・ドイツからの亡命生活の部分だし、「闘う文豪とナチス・ドイツ」もこの部分に多くのページを割いている。
第2の亡命、マッカーシズムからのがれてスイスへの移動、が今朝読んだ部分のクライマックス。ただし、この二回目の亡命の内幕については、マンは日記でも多くを語っていないようだ。それだけ不本意なことだったのだろうと思う。
ともかく、「トーマス・マン日記」の後半を手にいれて読まなくてはならないが、高価なのでなかなか手に入りそうもない。
安いので、ドイツ語版をとも思ったが、読む前にと学んでいるドイツ語が半年たってもなかなか身につかない。
なにごとにも時間は必要だ。
晩年、トーマス・マンはカフカにも興味を示している。「カフカ日記」も読んでいたようだ。
「カフカ日記」も高い。即決では買えないので、欲しいものリストに入れておく。とりあえず、図書館を頼ろう。
NUKのドイツ語入門ラジオテキストはなかなか内容がある。基礎編はドイツの街と建築の紹介にもなっている。昔訪れた場所の記述はなつかしい。応用編のほうは、森鴎外の「独逸日記」が題材となっている。これはまとめてテキストと「独逸日記」を読んで見る価値がありそうだ。
ラジオテキストの広告の部分を見ていたら、アラビア語もやってみたくなった。半年分の教材が800円強なので、10月からの分のテキストを買ってみるつもりだ。
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