2018年3月15日木曜日

物理数学、民俗学、粘菌

 「物理数学の方法」(長沼伸一郎先生)は、先日図書館で借りて、ざっと目を通した。面白そうだし、たびたび参照しそうなので、思い切って買うことにした。古本ではあるが、程度のいいのが手に入った。

 数学そのものを学びなおすのではなく、数学を使った世界観を知り、楽しみたいと思う。

 今年の「教科書」として、春から夏にかけてはゆうくり精読したい。



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 「森のバロック」は、柳田国男と熊楠の対比論が面白い。柳田国男は考え過ぎのドン・キホーテで、熊楠は自然児サンチョ・パンザだという。

 なるほどだし、その違いを生むのは彼らの文体。柳田は近代文学がベースで、熊楠は古代のコトバ。

 このような観方が正しいのか否かはわからないが、理解の助けになる仮説と思える。

 次は第五章でいよいよ粘菌の話。いきなり単玉式の顕微鏡の話が出てきて、度肝を抜かれる。

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 昨日たっぷり花粉を吸い込んだので、今日はぼんやり…

 「仕事」は、はかどらない。花粉を顕微鏡で見たいぞ。
 

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