2018年3月23日金曜日

「日本沈没」再読(後半)

 三キロほど離れたところに、新しいショッピング・モールができた。家人と偵察に行く。併設のスーパーのレジは自分で商品のバーコードを読ませる、セルフレジ。マチガイが起きないかと不安だったが、なんとか上手くできた。レジ付近の店員さんが2人しかいない。トラブル対応のみ。

 平日にも関わらず、たくさんの家族連れが訪れていた。周囲の道路も渋滞。

 ここで地震がおきたらどうなるか、と考えてしまった。かなりの惨事が予想される。



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 「日本沈没」を最後まで読み切った。700ページ強。約七時間。再読のせいもあるが、電子版なので読む速度があがったようだ。前回は数日かかったと思う。

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 小松左京先生の息子さんの巻末解説が情報量豊富。

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 小松左京先生は、小説の中とは言え、多くの日本人の死を描き、避難した人々の生活の苦しさを予測したことに、大きな負担を感じたようだ。

 その後の、二度の大震災はこの負担をより大きくしたという。特に東日本大震災の直後には、ほとんどコメントも表明できなかった。大トラウマだ。

 「日本沈没」で繰り返し述べた教訓が、全く生かされなかった。すなわち、未曾有の大災害が起きることを、予測しながらも、対策をとれなかった(とらなかった)ことに、深刻なショックを受けたのだろう。

 これは、日本国民は全て感じたと思うし、ここから学ばなくてはならないが、7年後のわれわれは、また日常生活に埋没している。

 二度ある事は三度あるというが、次の災害が起こる前になんとかしなくてはならない。

 「日本沈没」は超ベストセラーだが…もっとこの本を読み込まなくてはいけないだろう。

 「日本沈没」第二部、その後の日本人のありさま…これも読んでみようかしら。

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 小松左京先生は東日本大震災と原発事故のあと間もなく、憤死された。

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