3月に目を楽しませてくれたベランダの梅。4月になってやっと葉が出てきた。新しい葉は赤くて美しい。今後大きくなるが、風に吹かれて傷ついていく。
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昨日(2018年4月12日)の朝日夕刊に、ある文芸記事が載った。芥川龍之介が瞠目した無名の若者の短編の話だ。この「無名」の若者は、中谷宇吉郎の弟の中谷治宇二郎のことだという。
文才があった彼は、長じて考古学をやった。パリにも留学した。しかし、34歳で夭折した。
今朝、出かける用事(飲み会だが)があって、電車に乗りながらiPhoneで、青空文庫を検索し、中谷宇吉郎が弟のことを書いていないかと、捜してみた。
すぐ見つかった。iPhoneの画面キャプチュアが以下。
ここで見つかった「日本石器時代提要」(中谷治宇二郎)を、やはりiPhone の「帝國圖書館」で捜した。すぐ見つかった。やはり画面キャプチュア。
このように、トントン拍子に資料が見つかるのは、嬉しい。過去の文学遺産をコツコツと電子化していただいた人々のおかげだ。
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毎年、梅は律儀に咲き、目には見えないが確実に大きくなる。梅に負けず緩やかで確実な歩みを人間も進めるべきだ。
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