2018年5月11日金曜日

路面、西脇、ブローティガン

 今日の路面写真。赤い細かい四角は滑り止めか?
 ひところはやった光沢のあるタイルは、濡れると滑りやすいので、艶消しタイルが主役になりつつあるようだ。夕食のための買い出しの途次に撮影。



 スマートフォンを操作するふりをして、カメラを下に向けたまま撮れるので、路面写真は撮りやすいことを発見した。

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 昨日借りてきた「西脇順三郎 新装版現代詩読本」(1985年 思潮社)をめくってみると、思いがけなくご本人の「脳髄の日記」が載っている。読んでみたが、自伝的事実の部分は理解できるが、詩論的なところはさっぱりわからない。だが、全体として興味を引く。面白い。名文家の面目躍如か?

 松岡正剛さんがまさに西脇の詩論の読書について書いているように、何度も読まないと解らないのだろう。読書百遍義自ずからあらわる、であろう。

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 一昨日の植草先生の教えに従い、今日はブローティガンの「愛のゆくえ」を読んでみた。1975年の新潮文庫版。

 この後書き始めた村上春樹の、いくつかの小説に影響を与えたと思える。ファンタジックな(ありえない図書館)シチュエーション、美しい恋人、閉塞的状況からの脱出…



 ブローティガンの他の本も買った記憶があるが、先週の発掘では出てこなかった。仕方ないので、図書館に予約を入れた。Internet Archiveに行って、「The Tokyo-Montana express」を読んで見る。断片の集成。



 彼の作品では、「愛のゆくえ」だけが、一貫したストーリーを持っているようだ。

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 今日は昨日よりかなりマシだが、まだ肌寒い。空気が乾燥して、風も強いせいだろう。

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