2018年6月25日月曜日

インプットとアウトプット…金に換算してはいけないもの

 夕空の金星。今日は晴れ上がったのでよく見える。


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 コンピュータ技術を学んだ人はインプットとアウトプットというコトバをよく使う。私も、たとえば新聞を読んで考える切っ掛けを得ることをインプットと言い、考えた結果を書き表せればそれをアウトプットと言う。
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 インプットの代表例はテレビや新聞を見ること、TwitterやFacebookも同じ。

 今朝は、旅行中で読めなかった朝日新聞の土曜読書欄をみて、インプットを得ることにした。余談ながら新聞は朝夕刊合わせて40ページ以上。1ページは雑誌2ページぐらいに相当しそうなので、毎日雑誌80ページ以上の情報が手に入る。一ヶ月30日として2400ページ。4000円前後の価格は、毎日配達もしてくれることを考えると安いとも言える。

 ともかく、今朝読んだ土曜の読書欄。津田左右吉博士の「古事記及び日本書紀の研究」…読みたくなったので青空文庫を捜したけれど、ない。図書館で捜しても、ない。国会図書館で捜したら…あった^^;全部読むとは限らないが、拾い読みするだけでも嬉しい。



 隣の広告、アメリカ本土を爆撃したのは藤田信雄さん。この方の話も調べてみたい。

 書評記事を見ていくと、「漱石の家計簿」という本がおもしろそう。印税で鏡子夫人が贅沢したというのは本当か?

 イタリアの書籍行商の話も面白そう。

 サルトルの「存在と無」の評も、面白そう。「存在と無」は学生時代に読みかけてドロップアウトしたが、まだ持っているので、今読んだら全部読めるか挑戦したい。
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 「物語を忘れた外国語」(黒田龍之助さん)の書評を読み、「もっとにぎやかな外国語の世界」(同)を図書館で予約。

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 毎週の書評がこのように、盛りだくさんなら、新聞代は安いと言える。アウトプットがこのブログと言うわけだが、こちらはプライスレスと自負している。

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 他のインプットとしては、定期購読中の「天文月報(7月号)」 杉本先生の回想話。光学時代後の電波天文学で技術と科学の位置が逆転し、天文学者が直接観測技術に関わるようになったというお話が、ピンと来た。

 50年近く前に、研究室には技官という方がいらした、学生の身分のわれわれにも敬意を持って接してくださる。しかし実験をやっていると技官の方に手伝っていただかないと話にならない。自分の実験装置(の一部)を組み立てながら、話をして、「自分だけでは実験は終わらないが、次の学生のために装置だけでもしっかりしたものを作っておきたい…」と話したら、感激していただいた。

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 コンピュータの世界に入っても、技術者の側面とその技術を使いこなす側面があり、それらを使い分けることに腐心した覚えがある。何もわからずに就職してしまったが、システム職よりは技術職ではんだごてを振り回したり、オシロスコープを使ってトラブルシュートしたりの方が良かったかなと思ってみたりもする。もちろん、手遅れなのだが…

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