2018年7月30日月曜日

アルル、プルースト新刊、そして「日本人とユダヤ人」

 朝、毎週見ている「旅するフランス語」で、アルルの風景を見て懐かしさを覚えた。今月はゴッホにちなんでアルル周辺を紹介してくれた。



 サントロフィーム教会の周りの、10月とは思えない暑さも思い出した。

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 「メイスン&ディクスン」(ピンチョン)を最初から読み返す。最初の部分が語り手の「牧師」の紹介になっているので、読みにくいと感じたのがわかった。自分は単純な(間抜けな)読者だということがわかった。主人公のメイスンとディクスンは2番めの節から出てくる。この部分からはわかりやすい(つまり筋を追いやすい)。

 プルースト(「失われた時を求めて」)も、冒頭のわかりにくい部分は当時のサラリーマンの内的独白だという、高藤先生の解説を読んでギモンが氷解したが、結果的に「メイスン…」も同じだ。読者のことを考えた解説は、特に翻訳本では大切だと痛感した。わかってはいるのだろうが、それを実行できる翻訳者は少ない。

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 月一回、青葉台で行っている「カラオケ飲み会」に行って、飲み始める前に、駅ビルの「本一番」でそのプルーストの新刊と、たまたま見つけた「猫楠」(水木しげる)とを購入。東急ストアの商品券が使える珍しい書店。



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 帰ってきて、風呂に入りながら、オースターの文章に惹かれることと、彼の出自が関係あるのかを考え始めた。参考書として「日本人とユダヤ人」が読みたくなった。昔読んだ本は実家の火事で焼けてなくなったと思われるので、図書館システムで予約。もう読む人はいないと思うが…

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