「サン=テグジュペリの生涯」(ステーシー・シフ 1997年 新潮社)を午前中読み始める。これも面白い。彼は夜枕元に本を積まないと眠れなかった。この本の口絵写真にブレゲー14型という複葉機が写っている。砂漠の飛行場長だったときにサンテックスが乗っていた飛行機だ。模写してみた。
何台壊したのだろう。
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森有正先生の「流れのほとりにて」1957年12月の項を読むと「ヘルメスのタイプ」を入手したと嬉しそうに書いてあった。
アシモフの日記やメモワールを覗くとIBMの電動タイプを買ったり、後にワープロ用にTRS-80を買った(1981年5月)話が出てくる。
ヤフオクでタイプライターの中古品をウォッチしておいたがたぶん自分では買わない。呉れるなら拒まず。
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昨夜寝る前にちょっとだけ覗こうとした「本のエンドロール」(安藤祐介 2018年 講談社)が面白く半分徹夜で読んでしまった。本を作ることの難しさを印刷会社の営業の立場から描く。たくさんの人々が本作りには携わる。作者と編集者だけではないというのがテーマ。この本には本当に奥付の前に「エンドロール」が付いている。
もう一つのテーマは電子書籍をどう考えるか。この本ではややお座なりなどちらの長所もいかすという結論を仮置きしているが…
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「文字渦」の第4話「梅枝」ではもっと徹底したことが書いてある。この章の主人公(女性)はITと美術の知識をいかしてテキストから自分専用の美麗な本を印刷し、自分だけで楽しむ。
面白い考え方だ。
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暑いので夜八時過ぎに買い物に行った。でも暑い。月が綺麗だったので許せる。今夜はマグロの漬け丼。
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