2018年10月12日金曜日

校閲と校正の違いと、遠い巴里と近いパリについて考える一日

 朝、思い立って納戸部屋から、寺田寅彦全集を持ち出してきて、仕事机の足元のダンボール(!)本棚に入れた。森鴎外選集と並ぶことになりちょっと便利になった。つまり、何か本を読んでいて内容からの連想で、森鴎外や寺田寅彦先生はなんとおっしゃっていたかを確かめられる。トーマス・マン全集やアシモフ日記はすでに別の本棚に並べてある。



 先週は立ち机(実は整理ダンス)の上に、広辞苑や漢和辞書も設置。校正のオシゴトにはこちらのほうがよく使う。

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 校閲者・牟田都子さんのビデオを、ある方の紹介で観た。ある本を校閲するのに、30冊程度は関連資料本を参照しながら行っている。ご自宅で作業されているので、どうやってその本を手に入れるのか不思議だったが、図書館のラベルが何冊かに貼ってあった。もちろんご自分でも買ったり出版社で借り出したりするのだろう。

 校閲本の著者の旧作もほとんど読むらしい。著者の文章の特徴を理解するためか。

 見習うというと大げさだが(いや恐れ多いが)、
(1)2Bの鉛筆を肥後守で細く削り、直しを丁寧に記入する。
(2)毎朝5キロランニングする。(頭がスッキリする)
(3)靴下を8枚重ね履き。(つまり頭寒足熱)
を真似したい。

 本棚には辞書だけでなく聖書も並んでいる。聖書の引用が間違っていると、直しが入るのだろう。

 大きな木製の書見台のようなものを使っておられるが、これも羨ましいし欲しい。構造はなんとなく解ったので、金をかけずに自作してみたい。 

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 昼食は簡単にした。たらこクリーム(市販ソース)のパスタだが、キャベツを茹でて添えたら意外とうまい。


 
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 「マロニエの花が言った」(清岡卓行さん)は、やっと上巻を読み終えた。
 九鬼周造博士が留学したとき、彼に哲学の個人教育をしたのが若き日の(まだ学生…)サルトルだったというのに驚く。「いきの構造」は学生時代に流行ったので読んだが、それ以外も読んでみたい。しかし図書館で調べたら、全集のうちの一部分しかない。困る。

 とりあえず、これを読んで我慢しよう。(国会図書館)


 なお、ここも参照すべし。

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 大学図書館に潜り込む手はないか…とか、松岡正剛さんや立花隆さんや鹿島先生の書庫にいれてもらう手はないか…などと妄想。

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 息子夫婦が14時過ぎに羽田についたと連絡してきた。9年前の家族3名のフランス旅行とほぼ同じような旅程だったようだ。

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