満月に近い月が雲の間から顔をだした。傘をかぶっている。iPhoneで写してみたが、月と傘が分離できてない。人間の目の優秀さを感じる。
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「誤植読本」(高橋輝次編著 2000年 東京書籍)を読んだ。作家や編集者や校正者たちの書いたエッセイ集。「校正畏るべし」(福地桜痴のコトバ)は大抵の方が引用する。
校正というか、文章を発表することの難しさがわかる。もちろん、完全はありえない。そして、どんな仕事もそうだろうが、校正も突き詰めていくと大きな世界につながっていく。
校正で気をつけるべきは、著者にむやみに用語の統一を迫ることである。初心者ほどこれをやりやすい。コンピュータを使っていると陥りやすい罠である。もちろん著者の意向を十分に汲んで対処しなければならない、そうである。
校正に直接絡む話ではないが、中学や高校での「書き取り」の練習。これがその人の書き言葉に関する生活に大きな意味を持つ。そこで身につけたことは良きにつけ悪しきにつけ、一生ついてまわる、そうである。これはうなずける。高校生の時のテキストをまた読んでみたくなった。名前がまだ思い出せない。いつかふっと出てくるかも知れない。四文字熟語の項など好きだった。いまでも友達と四文字熟語だけの会話というのを戯れにやるくらい。
校正用紙の微妙な匂いが好きだという方もいる。プルーストに限らず、匂いの持つイメージ喚起力はすごいと思う人が多いのかしらん。
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「夢の宇宙誌」(澁澤龍彦 1984年 河出文庫)も読む。これは最近の文庫本だが、昭和39年つまり1964年に美術出版社から出た単行本を持っていた記憶がある。最近読みたくなったが、見つからないのでやむなく図書館から借りてきた。図版が多いので単行本のほうが具合がいいのだが。
あまりノスタルジーにふけるのも良くないので、深入りしないように、軽く読むことにする。でもオモシロイ。
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いただいたサツマイモを蒸して昼食に食べる。美味しい。
明日以降カリンのジャムを作ることに挑戦する。いまのところ玄関や居間で香りだしている。
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