2019年1月3日木曜日

「ホワイトハウスのピアニスト ヴァン・クライバーンと冷戦」を読み始めたら止まりそうにない

 明け方にiPhoneで撮った写真。上から金星、月、木星。月のそばに写っているのは電線の碍子。普段は邪魔な被写体だが、この写真では上手い形になっている。



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 箱根駅伝、なんと東海大学が総合優勝。東洋大学は往路優勝。青山学院大学は復路優勝。合理的なようなそうでないようなシステムだ。明治大学は17位(T_T)

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 読書に関しても日常を取り戻そうと、「ホワイトハウスのピアニスト ヴァン・クライバーンと冷戦」(ナイジェル・クリフ 松岡哲哉訳 2017年 白水社)を読み始める。

 ブルジョワの家に生まれたヴァンは、まず母親にピアノの訓練を受ける。母親はピアノの個人教師をやっていた。応接間に小型ではあるがスタインウェイとベヒシュタインのグランドピアノが置いてあったという。

 小さな町では子供ながらピアニストとして認められていたが、聴衆の前の演奏を前にすると責任感で胸が苦しくなったという。

 以前、中村紘子さんの著書で、クライバーンが彗星のように現れ、消えていった理由がわからないとされていた。どうしてなのか、知りたいと思って今回の本を選んだが、もしかすると手がかりがあるかもしれない。

 1951年、ジュリアードの学生のヴァンは、練習の合間にジャズも聞きに行ったらしい。「ヴィレッジ・ヴァンガード」などで、エラ・フィッツジェラルドやアート・テイタムやオスカー・ピーターソンなど。

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 このころソ連ではスターリンが死に、フルシチョフやベリヤやミコヤンやモロトフなどが権力闘争を始めようとしていた。

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 というあたり、75ページまで夕方一時間で一気読み。期待通りに面白い。クラーバーンの伝記はあまり出ていない。貴重な500ページだ。

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