序
法律と習慣との力によつて、或る社會的處罰が存續し、人爲的に文明の唯中に地獄を現じ、人間の聖なる運命を、この世の不運によつて悲哭せしむる間は、又賤民の一階級による男子の退歩と、饑餓によろ女子の墮落と、闇黑による小兒の破滅と、これら三つの時代の問題が解決されない間は、又ある方面に於いて會社的假死狀態が可能である間は、又いひ換へれば、そして尚一層廣い見地からすれば、この地上に無智と悲慘とが殘存なしてゐる間は、この書のやうな性質の書物も、決して無用ではあり得ない。
千八百六十二年一月一日、オートヴイル・ウーズにて
ヴイクトル・ユーゴー
***
出典 『レ・ミゼラブル. 第1部』 のユーゴーによる序文 宮原晃一郎訳
大正11年 冬夏社 国立国会図書館デジタルコレクション(下の画像も)
***
以上は、来週の「月刊ALL REVIEWS友の会」の予習。
***
夜はALLL REVIEWSサポートスタッフの4月隊歓迎会その1に出席。神保町の「五島人」さんで。三時間飲み放題付きのコースで3900円は安い。料理も味が良い。この店のビルの横の肉料理屋にも興味津々。機会があれば行きたい。食べ放題1000円だとか。
今日の新規メンバーの方も、強力な方々ばかり。大いに期待できる。私より校正のスピードは6倍くらい速い。しかも正確。
***
会が始まる前に近所の中古レコード屋さんでLPを買ってしまった。明日聞こう。
0 件のコメント:
コメントを投稿