『紙の動物園』の目次つまり短編題名。あとで英語題名も追加しよう。
紙の動物園
もののあはれ
月へ
結縄(けつじょう)
太平洋横断海底トンネル小史
潮汐
選抜宇宙種族の本づくり習性
心智五行
どこかまったく別な場所でトナカイの大群が
円弧(アーク)
波
1ビットのエラー
愛のアルゴリズム
文字占い師
良い狩りを
やはり表題作が印象的。「文字占い師」も悲しいが名作。「1ビットのエラー」はなかなか売れなかった作品だが、難しすぎたのだろう。
水準以上の作品が揃っている。科学ネタの取り上げ方はクラークを思わせるし、詩情あふれるところはブラッドベリ風。ハイラインの『夏への扉』も思い出した。
次は『母の記憶に』を図書館で予約。
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昨日の専修大学での月刊ALL REVIEWSイベントで、バンド・デシネの話を聞いていて、ふと飛行機に関するバンド・デシネはないかと思いついた。調べてみたら、ロマン・ユゴー(Romain Hugault)がいた。『雲の彼方 オドゥラ・デ・ニュアージュ』など、面白そうだ。ほしいなあ。飛行機の絵の勉強にもなりそうだ。
昨日もうひとつ、思い出したのが、フランスの風刺漫画家のグランヴィル。今朝はもっと思い出して、植草甚一先生の『ぼくの大好きな外国の漫画家たち』を出してきた。このなかに、「挿絵画家グランヴィルのビザールな世界」という文章がある。
Internet Archiveを探すと、彼の挿絵の入った本がたくさん出てくる。たとえば、ラ・フォンテーヌの『寓話』。下の絵は、その中の「アリとキリギリス」だろう。
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