読書はお休みして久しぶりに都心に出かけることにした。展覧会と、国会図書館と、本の購入が目的だ。
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最大の目的は日本橋三越6Fのギャラリーでやっている「85歳記念 赤木曠児郎展 」の観覧。10時に家を出た。涼しいはずだったが、少し蒸し暑い。用心して弱冷房車に乗ったらかなり暑かった。
赤木さんの展覧会に来るのはは前回2016年9月26日以来だ。途中、2017年11月13日に恵比寿の日仏会館で講演を聞かせていただいた。この講演で赤木さんの波乱に富んだ経歴がわかり、一層彼の絵が好きになった。85歳の今も元気で絵を書き続けておられるのもスゴイ。今日もお見受けした所、膚の色艶は私よりずっといい。パリの街角でスケッチを良くしているせいだろう。
金欠症なので、今日は画集とかカタログは買えないと思い、講演会で頂いてサインを貰ってない本を持参した。『私のファッション屋時代』の仏訳版。ところが、それにサインしていただいた後に、なんと、『アカギの版画パリ百景』もわざわざ持ってきていただき、それにもサインをされはじめた。金がないのにやばいなあ、まあカードで払えばいいか(実は良くないが…)と考えていたら、これは私にくださるとおっしゃる…。ありがたく頂いた。
以前の新書版の『アカギの版画パリ百景』は持っているが、今回のは大判でカラー図版だ。価格は45€と書いてある。嬉しい。
一時間くらい滞在したので、画伯に握手していただいて退去した。また、3年後くらいに展覧会はあるのだろうか。あってほしい。
「ねている」という題名の裸婦の絵があり、その絵の右上に本物か置物かわからない猫が描いてある。その猫の背景の紫がかった色に惹かれた。昔国吉康雄の少年の絵の背景の青に通じるものがある。吸い込まれそうだ。
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永田町に回り、国会図書館で本を一冊読んだ。数ページ。『東西交渉旅行記全集6巻』だ。今読んでいる『玄奘三蔵』は原典(慈恩伝)の前半しか訳していないのが、『東西交渉旅行記全集6巻』は後半も訳している。実にいい本。しかし、借り出せないので、古本を探すのがよさそうだ。
原二郎先生のエッセイ「名言に見るモンテーニュ」が「(雑誌)フランス40(12)」にあるのを見つけて、システムの「マイリスト」に登録してあったので、これはすぐにコピー依頼をした。プリンティングカウンターが空いていたので、すぐ入手できた。A3版4枚で60円。
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青葉台のブックファーストに寄り、鹿島茂先生の『「失われた時を求めて」の完読を求めて』を、予約してあったので、購入。現金がないので商品券を使った。今後この本と高遠先生の訳と原文とを突き合わせて楽しむつもり。
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3時半ごろ帰宅。シャワーを浴びて、お菓子を食べ、テレビを少し見てから、夕食の買い物に行く。今日の歩数は8887。5.3km。
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