2019年9月3日火曜日

東は東、西は西?



『玄奘三蔵 西域・インド紀行』を本格的に読み始めた。90ページまで。『大慈恩寺三蔵法師伝』の前半の翻訳が本書だが、長澤和俊さんの積み上げた学識がにじみ出る、しかも明快でわかりやすい文章。実に読みやすい。そして旅行家三蔵の根本はやはり、仏教教義へのあくなき関心であることに、感動を覚える。
三蔵はやっと、北部インドのペシャワールに到達した。

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先日のTwitterで日本に「ラマヌジャン級」の高校生がいるという話を読んだ。そもそも「ラマヌジャン」のことを知らなかったので、あまり感動しなかった。でも気になったので、まずラマヌジャンを調べることにした。彼の生涯を描いた映画「奇蹟がくれた数式」がAmazonプライムにあるので観ることにした。



トイレに行く暇も惜しんで(つまりiPadを持ち込んだ)、観るほどの、いい映画だ。これからは、1729とは最小のハーディ=ラマヌジャン数だというネタを飲み会で披露できるようになった。

東(インド)と西(英国)の文化の違いが、身に染みる形でわかる。ラマヌジャンは西の文化に無理に自分を合わせようとして病に倒れた。分野は違うが、天文学でのチャンドラセカールのことも思い出す。
ところで、邦題はいただけない。もとの「The Man Who Knew Infinity」のほうがいい。

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来週あたり、新しいiOS (13)が出そうだ。マウスが使えるようになると騒いでいるようだが、Androidでは昔からできるのが当たり前だった。記憶違いだと困るので、数年前から使っていないAndroidスマートフォンを充電して、ケーブルでマウスとキーボードを繋いでみた。見事に動く。iPhoneはともかく、高価なiPad は買う気持ちがなくなった。(iPhoneは他力本願で手に入る見込みがまだ少しある。)

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三蔵はインド発祥の思想を理解して当時の中国に紹介したのだから大したものだ。東は東、西は西か。当時の西は東に比べられるものはあったのか?

Oh, East is East, and West is West, and never the two shall meet,
Till Earth and Sky stand presently at God’s great Judgment Seat;
But there is neither East nor West, Border, nor Breed, nor Birth,
When two strong men stand face to face, tho’ they come from the ends of the earth. 
 ―ラドヤード・キプリング

これも調べる必要あり。

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