2019年10月12日土曜日

バルテュスに関する本を読んでいたが風が強いときはうるさくて頭に入らない

今朝の林檎。今シーズン初の「早生ふじ」。「早生ふじ」は品種名でなく総称なのだそうだ。ともかく、香り高く甘い、王者の風格。


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林檎を食べる前の読書。『評伝バルテュス』を、惜しみつつ読み終える。
201頁。グラン・シャレーのアトリエは別棟のバラック風建物だったらしい。「職人」を自称するバルテュスは「芸術家は職人の仕事を支えとする…」などと言っていた。
アトリエ内は、無筒所の秩序で本人しか目的物を探し出せなかった。しかもそれは素早い。「猫と鏡」三部作。三部作が好きな人だった。
211頁からは、「語録」となった。著者の病気のせいだろう。
「自然を無視するな、多くを与えてくれる」、「シャルダンは物の肖像画家」などなど。
220頁。バルテュスは、輝く官能美の画家であり、おだやかな大自然の画家でもある。
224頁。この本の原本は、1996年、ガリマール社から出た画文集。1997年に河出書房新社から『バルテュス生涯と作品』として出ている。
読みながらとったメモは7枚になった。

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『バルテュスの優雅な生活』(節子・クロソフスカ・ド・ローラ 夏目典子・芸術新潮編集部編 2005年 新潮社)も読んだ、というより見た。「おだやかな大自然の画家」の面の画がやや少ないが、楽しめる本だ。

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昼間はほぼ雨が降り続け、夕方から風も強くなってきた。おまけに、地震まで発生(トイレにいたのであせった)。

8時過ぎが一番風が強く、9時になった今は、風がぴたりと収まった。台風の目?まあ、ほぼ通り過ぎたようだ。我が家には大きな被害なし。三軒茶屋の息子や、二子玉の友人や、日野の友人が浸水被害にあっていなければいいのだが。
怖い台風だ。

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