2019年11月8日金曜日

11月9日(土) 「高遠 弘美 × 鹿島 茂 スペシャルトーク―『失われた時を求めて』を読む―」の予習をした



今朝の林檎は「名月」。名前から分かる通り群馬原産。今は他でも作られているらしい。詳しくは…

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/apple-Meigetsu.htm

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明日の月刊ALL REVIEWSのイベント、ビデオ収録(『失われた時を求めて』に関する高遠先生と鹿島先生の対談)に備えて、いろいろ読み散らす。
  (イベントの詳細はこちら。https://allreviews.jp/news/3822 )

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まずはALL REVIEWSにある書評のうち、理解できるもの。

『失われた時を求めて』(集英社)
https://allreviews.jp/review/3141

『「失われた時を求めて」の完読を求めて 「スワン家の方へ」精読』(PHP研究所)
https://allreviews.jp/review/3785

『収容所のプルースト』(共和国)
https://allreviews.jp/review/2104

『『失われた時を求めて』と女性たち: サロン・芸術・セクシュアリティ』(彩流社)
https://allreviews.jp/review/205

『プルーストと過ごす夏』(光文社)
https://allreviews.jp/review/13


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そのうち、C. K. Scott Moncrieff [1889-1930]による英訳版があると知り、探してみた。読みやすそうなeBookのサイトを見つけた。
https://web.archive.org/web/20140529110339/http://ebooks.adelaide.edu.au/p/proust/marcel/

やさしい英文で訳してある、と思う。最初の一節しか読んでいないけれど。

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iPadのKindleに原文、英訳、高遠訳を入れて持っていくつもり。あと、サインしてもらえる場合に備えて、高遠先生の光文社文庫版(6巻)と、鹿島先生の『「失われた時を求めて」の完読を求めて』も持っていく。念の為、サイン用の万年筆も。

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疲れたが、『量子の海…』も少し読み進めた。

ディラックは周囲で流行っていた、「2」を4つ使って演算して1以上の整数を作るゲームを見て、すぐ解を作る方程式を書いてしまう。今で言う「空気の読めないやつ」。
1930年、王立協会のフェローに最年少でなった。このころからカネに余裕ができたらしく、高級車を買った。でも不器用なのですぐ事故を起こし、車を壊す。223頁。
余裕ができたのに、着ているのは以前からの、着たきりスズメの三つ揃い。アメリカにも着ていったやつだろう。
228頁。有名な教科書を書いた、『Principles of Quantum Mechanics』。アインシュタインもこの本を愛読した。索引もなく、ディラックの考えを述べただけの本なのだが。pdfファイルはここ。

https://www.equipes.lps.u-psud.fr/Montambaux/histoire-physique/Dirac-Principles%20of%20Quantum%20Mechanics%20.pdf


230頁。チャンドラセカールが留学しに来て、この教科書内容と同じ講義を三回続けて聴いたという。
同じ年に、ジーンズは『神秘の宇宙』という通俗解説書を書いた。これも評判になった。

( トーマス・マンすら手に入れて読んでいる。これはこの本には書いていない。参考:私のブログ。

https://hfukuchi.blogspot.com/2017/05/blog-post_13.html )


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