***
こちらは、昨夜のギモン。全文検索は今どうなっているのか、を考えたり、ちょっと調べたりした。
国会図書館では、
「【今後の改良予定】
検索対象となる目次情報を充実させていきます。
本文全文の検索の対象を順次拡大していきます。」
ということらしい。
愚直に、手に入る多くの文献全てをテキスト化し、索引をつけるというアプローチは、昔からあるようだ。『群書類従』を作ろうとした塙保己一先生。『群書類従』は国会図書館デジタルコレクションでも書影を読めるし、一部はKindle化もされている。しかし、これを実用的に使うのはかなり困難。でもこの壮挙は大とすべきだ。渋谷に版木を展示しているところがあるので、今度見学もしたい。
ところで、『群書類従』はジャパンナレッジで、テキスト化され、これは全文検索もできるらしい。法人契約が必要でしかも個別契約年間3万円も必要。一応、近所の図書館で利用できるか調べてみる。
***
塙保己一先生の事跡は、伝記本を借りる手続きをしたので、後で調べる。しかし、彼の頭の中には巨大な高性能データベースが出来ていたと考えられる。南方熊楠もきっとそうだろう。これをなんとか、凡人(私)の頭の中で実現できないのか。ある主題に関しての本を探している時に、ときどき、あの本棚のあの場所に関連本があると「ひらめく」のはこのデータベースの働きだろう。かなり粗雑なデータしか浮かび上がらないが。
クラークのマザーコンピュータ(連想記憶機)に、閉ざされた都市からの脱出方法を聞くと、何年か後に教えてくれる。この仕組については、クラーク先生は教えてくれないのだが、「塙保己一」的データベースと多くの雑多な記憶バンクを横断サーチする力任せのエンジンがあったと考えてもよいだろう。
計算時間という資源が活用できれば、いまでもこれは実現しそうな気がする。(地球だけでなく宇宙の)人類あるいは生物が数万年かかってやるべきシゴトではあるのだが。
***
『量子の海』も少しだけ読んだ。1926年5月の英国内のゼネストにも、彼は関心を持たない。
ディラックの教科書、『量子力学』よりも、朝永先生の『量子力学 第2版』(みすず書房)のほうが読みやすい、とのことなので、学生時代に買ったものを取り出してみた。50年経っているのにまだ、綺麗なのではずかしい。とにかく、目を通してみる。
***
夕方、図書館に行き、新たに6冊仕入れてきた。また、眠れなくなりそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿