230頁。NETFLIXはフリックスファイル(プログラム)で高度なマーケティング。一方ブロックバスターはスーパーボウルで派手な広告をぶっぱなす。
232頁。値下げ合戦ではNETFLIXの分が悪い。
245頁。2005年末。NETFLIXは無借金経営。契約者数は420万人。旧作タイトルレンタルで収益の大半を稼ぎ出している。ハリウッドのリリーススケジュールに左右されないビジネスモデル。株式時価総額では8億ドルリード。
260頁。ブロックバスター社は「トータルアクセス」(店舗とメールオーダーの融合)で強烈に巻き返す。
ただし、BSには悪影響(270頁)。
272頁。2007年。NETFLIXはインスタントビューイングで高品質なストリーミング・サービス開始。ポイントは、ビデオ鑑賞中の顧客行動の把握とそのデータの活用だ。これは電子書籍でもできそうなアイディアと私は思った。
289頁。NETFLIXはアルゴリズム公募で、新しいリコメンドエンジンを開発する。
302頁。ブロックバスターの株主筆頭アイカーンは経営幹部のアンティオコを解任する。もうおしまい?
319頁。後任の凡庸な経営者キーズの繰り出す手は皆時代遅れ。アイカーンはなぜこんな経営者を選んだのか?
326頁。NETFLIXのセットトップボックスRokuは好評。ストリーミングへの舵をいっぱいに切る。
335頁。08年秋。リーマンショック。この期に及んでもキーズはストリーミングやサブスクリプションサービスを軽視。人のことは言えない、09年秋に会社を退職した私も、旧態依然のビジネスモデルを信じていて、その後の仕事は儲からなかった(泣)
350頁。ヘイスティング、フォーチュン誌の特集記事で取り上げられて大満足。
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NETFLIXの顧客サービスはどんなものか知りたくなったので、ベーシックコース800円で加入してみた。とりあえず『サバイバー』は面白いが、観たあとに何を言ってくるか楽しみだ。
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