金谷治というお名前に、記憶の奥底でちらりと反応するものがあった。そこでご経歴を調べてみたら、学生当時の文学部教授だった。私は理学部だったが、私淑する先輩が文学部の大学院にいらっしゃって、金谷先生の噂を聞いたことがある。噂の内容はまだ思い出さない。今夜あたり夢の中で思い出すかもしれない。
金谷先生の「はしがき」を読んで。
孔子は古臭くはない。「論語」には、新しい歴史の進展をうながす不滅の古典としての価値がある。
論語は、拾い読みOK。しかし落ち着いて通読をしていくと、孔子の魅力的な人間像が浮かび上がる。楽天的明るさ。老人には安心され、友人には信ぜられ、若ものにはしたわれる。
仁の徳は自然な愛情から発した一種の調和的情感。
論語が編纂されたのは孔子の死後。BC2Cごろ。『論語之研究』(武内義雄)、『論語と孔子の思想』(津田左右吉)
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000000845882-00
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001009871-00
注釈書。
魏の何晏の「集解」(古注)、南宋の朱熹の「集注」(新注)。
日本では、伊藤仁斎、荻生徂徠、安井息軒、東条一堂。
読み下ろし。訓点。
後藤芝山。林羅山。
現代語訳。
倉石武四郎。
ところで私の名前の「博文」は、論語からとられたらしい。
雍也第六の二十七
子曰、君子博學於文、約之以禮、亦可以弗畔矣夫、
ALL REVIEWS友の会会員にふさわしいと思える。
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図書館で
『英文創作教室』
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I028620297-00
と
『グレン・グールド論』
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000007615343-00
を借りてきた。
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夕食に牡蠣ご飯を作った。あさイチのレシピ。剥き牡蠣は海水濃度の塩水で洗う。水気を切り、フライパンで5分バター炒め。醤油をかける。牡蠣のエキスをだし汁や醤油味醂塩、しめじと共に研いだ米に加え、炊く。炊きあがったら、牡蠣を加えて10分蒸らす。美味い。
牡蠣はもちろん、三陸産でクリーム色の新鮮なものを使うと良い。仕上げに三つ葉を加えろとレシピにあったが、なかったので生姜の細切りにした。
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