2020年3月15日日曜日

『若き日の日記』を読み終えた

『若き日の日記』(神谷美恵子)を読み終えた。終戦直後に文部大臣だった父の補佐を若くして行ったが、周囲の高い評価とは裏腹に本人は静かな著作や研究の生活にあこがれ、すぐに辞めたという話が興味深い。ここでこの日記は終わっている。他にも出版されていない日記もあるそうだが、それも読んでみたい。

少し、前に戻る。

308頁。1945年6月12日。
トーマス・マンの『悩みのひととき』に共感している。天分とは辛いものだという点において。

310頁。1945年7月1日。
東京では焼け出されているので、医局に泊まり込む。一等病室の一室で自由に読書、研究、著述ができると喜んでいる。電気は通じていないが。

若いと言っても30歳前後で、医学部を出たところなので、日記の内容は非常に濃い。古今の書籍を読みまくり、考え抜くが、進むべき道を探ろうとする感性は豊かで、記述はみずみずしい。


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図書館に注文している他の本が届いているので、明日借りてくるつもり。

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Original source: http://www.mynetcologne.de/~nc-


ある人から紹介されたビデオドラマを見ているうちに、ドゥシーク(Jan Ladislav Dussek)という作曲家の曲が使われているのに気づいた。気持ちよさそうな曲だったので、調べてみた。この曲だった(かもしれない)。
Jan Ladislav Dussek: Piano Concerto No. 11 in E-flat Major, Op. 70 https://youtu.be/upaa1ACuBs0

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