少し、前に戻る。
308頁。1945年6月12日。
トーマス・マンの『悩みのひととき』に共感している。天分とは辛いものだという点において。
310頁。1945年7月1日。
東京では焼け出されているので、医局に泊まり込む。一等病室の一室で自由に読書、研究、著述ができると喜んでいる。電気は通じていないが。
若いと言っても30歳前後で、医学部を出たところなので、日記の内容は非常に濃い。古今の書籍を読みまくり、考え抜くが、進むべき道を探ろうとする感性は豊かで、記述はみずみずしい。
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図書館に注文している他の本が届いているので、明日借りてくるつもり。
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Original source: http://www.mynetcologne.de/~nc- |
ある人から紹介されたビデオドラマを見ているうちに、ドゥシーク(Jan Ladislav Dussek)という作曲家の曲が使われているのに気づいた。気持ちよさそうな曲だったので、調べてみた。この曲だった(かもしれない)。
Jan Ladislav Dussek: Piano Concerto No. 11 in E-flat Major, Op. 70 https://youtu.be/upaa1ACuBs0
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