2020年3月31日火曜日

ヴァージニア・ウルフ『ある作家の日記』(神谷美恵子訳)の迫力はすごい

ヴァージニア・ウルフの『ある作家の日記』(みすず書房)を読みはじめる。


https://www.msz.co.jp/book/detail/07931.html
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I026586819-00

10頁から11頁にかけての、日記を書くことの意味の考察が面白い。素早く思考をメモしておくと、あとで読み返した時に、ゴミの山の中のダイヤモンドが見つかる。このとき彼女は36歳だが、50歳になったらこれを読み返すと。

11頁。
「ジェームス・ジョイス氏、ウィンダム・ルイス、エズラ・パウンドらの全著作を読んでディケンズやガスケル夫人の全著作と比較しなくてはならない。」

神谷の偉大な訳業だ。忙しかったはずなのに。病歴研究だけでなく個人的興味もあったにちがいない。

https://twitter.com/kato_shuichi/status/1244543951530373121?s=21

Twitterで見つけた加藤周一の手記も今後の参考にしようとメモした。

https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/2671055100

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スペイン風邪のドキュメンタリービデオを観る。このときより医学は進歩しているが、政治は進歩していない。

https://youtu.be/9Tr0E2yHgKE

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