『芥川龍之介全集 2』(春陽堂書店 1967年)を今朝、出してきた。古い本なのに、まだ美しい。中性紙を使っているようで、頁も真っ白のまま。なぜ、出してきたかは、下記。
芥川の「スペイン風罹患」時の小島政二郎宛のハガキがTwitterで紹介された。
【芥川龍之介が体験した100年前のパンデミック】世界で5億人が感染して数千万人が亡くなったと言われる『スペイン風』その病に苦しんだ芥川が病床から小島政二郎宛に送った葉書。「スペイン風でねてゐます。熱が高く、、まだ全快に至らずこれもねてゐて書くのです 頓首」(大正7年11月3日消印) pic.twitter.com/8K4ltS37Db— 再び舎弟の嘆き (@gokumarenano) April 9, 2020
『芥川龍之介全集 2』699頁に掲載されている。その後の書簡を読んでいると「インフルエンザ」は何度かぶり返して芥川を悩ませたようだ。ハガキに俳句を書き添えるやり方が心憎い。
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ところで、この全集は生まれてはじめて自分で買った全集もの。高校生の時だ。買うきっかけは、国語の教科書。国語に限らず教科書や先生にはお世話になっていたと思う。
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水漏れを気にしながら、トイレで新聞を読む。
今日(土曜)の朝日新聞読書欄で気になる本をいくつか見つけた。こんなときは新聞を購読していてよかったと思う。デジタルにない良さ。
『遅いインターネット』(宇野常寛 幻冬舎) 書評は清田隆之。
書評で著者の考え方はよく分かった。
これは書評としては問題か、いや名書評か。
『航空の二〇世紀』(高田馨里編著 日本経済評論社) 書評は生井英孝。うむ、読みたい。
http://www.isc.meiji.ac.jp/~transfer/book/book_006.html
『河口慧海』(高山龍三 ミネルヴァ書房) (広告)
考えた。
本の読みたさ度。
A。即刻絶対読みたい。
B。読んでおきたい。
C。図書館などにあればいい。
D。関心がない。
読書欄に載った本の99%はD。
上の三冊はB。これらをひとまず読むと、AかCに変わるだろう。サイレントナイト、ホーリーナイト♪。
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水漏れは、以前より多くなったので、タオルでなく、缶をおいて水受けにする。3時間あたり100mlくらいか。一箇所近くにたれてくるので、広がるよりは、始末が良い。
水量を計った上で、水圧の調節やウォッシュレット電源断などの対策を考える。
有効な対策は問題に関するデータや事実を集めないと出てこない。コロナも…
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ALL REVIEWSスタッフとしてはこの記事は哀しくもオモシロイ。
https://book.asahi.com/article/13284091
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