『ファウンデーションと地球』をどんどん読み進める。
18頁。図書館では地球の資料が除去されてしまっていた。
19頁。一般相対論でいう場のエネルギー(?)が動力の「重力船」。超自動コンピュータ制御。
ゲイアから惑星コンポレロンヘ向かう。地球の手がかりを求めて
コンポレロンからまた出発。
いま、152頁。どうも太陽系内に来ているようだ。土星のようなガス惑星も見える。
***
アシモフは旅行ぎらい、いやほとんど旅行せず、窓のない書斎にこもって執筆していた。なのに他の星系から来た宇宙船の検疫のことを適確(?)に描いている。これは例によって百科事典の助けを借りたかも知れない。
私の万有百科事典をみたが、実際の検疫はかれの記述どおりの項目を行うようだ。もちろん、アシモフの使っていた、使っていればだが、百科事典はこれとは違うだろう。
アシモフの持っていたのはエンサイクロペディア・ブリタニカ。『アシモフ自伝 I 下』をあたると、1942年5月13日に、父親から買ってもらったもの。
Wikipediaをよむとエンサイクロペディア・ブリタニカの第14版だと思う。小項目主義と大項目主義両方の巻を備えたベストセラーだったようだ。ブリタニカという名前だが、アメリカでもよく売れていたようだ。
自伝によると、22歳のアシモフが親元を離れ、フィラデルフィアの海軍工廠に赴任するまでの数日間で、百科事典の第三巻まで「読んだ」と言う。時間があれば20巻以上のブリタニカを全部読んだに違いない。
『アシモフ自伝 II 上』によると、158頁、1958年に16年目にしてやっと念願の書斎を作って、百科事典を備え付けた。それまでは親に預けていたのだ。
アシモフが、その後も執筆活動に大いに利用したエンサイクロペディア・ブリタニカ14版。これを「読んで」みたいと思って、Internet Archiveに行ってみた。全部ではないかも知れないが、かなりみつかった。
南方熊楠の持っていたエンサイクロペディア・ブリタニカに関するサイトを発見、感謝しつつリンクを書いておく。
https://minakuma.exblog.jp/8434193/
下の写真は、エンサイクロペディア・ブリタニカ14版の第一巻目。「読んで」いると感無量!
Internet Archiveより。
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ALL REVIEWSの文字起こし仕事は、担当分をすべて一応終了。明日、見直して堤出する。
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