2020年6月9日火曜日

『パリは燃えているか?』

『パリは燃えているか? 上』(ドミニク・ラピエール、ラリー・コリンズ 志摩隆訳 1977 ハヤカワ文庫)を読み始めた。

これは新板の表紙、私が読んでいるのは旧版

パリでのレジスタンスの事情が少し見えてきた。「ド・ゴール派」と共産党系が対立していた。第三勢力はまだ見えていない。ド・ゴール派は共産党主導でパリが自身を解放するのを恐れ、なるべく早く連合国軍がパリに入城することを望んだが、連合国軍はヨーロッパ全体の戦略の中で、パリのはたす役割が大きくないので、急がない。暗殺事件を辛くも切り抜けたヒトラーは面子上、パリを手放したくなく、もしものときは焼き払おうと思っている……

この本の物語は1944年8月2日からはじまる。(16頁)

28頁。サルトルの『出口なし』が上演されている。これにかぎらず、劇場では上演を続けており、ドイツ軍の幹部にはそれを楽しむものもいた。

40頁。アイゼンハワーはパリ開放を延期する決定をした。ド・ゴールはなんとしても先に権力の座につきたい。

44頁。1940年6月29日。ヒトラーとパリのランデブー。

ともかく、読書は順調で、100頁に達したので中断。

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夕食には、「なすとそぼろのピリ辛あんかけ丼」を作ってみた。うまい。あさイチレシピ。
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/200609/recipe_1.html

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