今日は読書できた。
『笑ふ人』は300頁まで進む。相変わらずディテールの記述が多いので、かなりななめ読み。とばすと本筋の理解が浅くなる。そして、われわれ後世の読者にとっては枝葉末節と思われる、たとえば英国宮廷内の諸事情は、当時の読者からすると、今でいうと週刊誌の娯楽記事を読むような感じで実は面白かったのではないかと考えた。でないと、ユーゴーが売れっ子作家にならない。
ともかく、笑ふ人と少女は成長した。
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7月20日にある月刊ALL REVIEWSの課題本、『共同幻想論』(吉本隆明)だが、YouTubeを観て視聴レポートを書こうと思い立ったので、マジメに探すことにした。本の所在がどこか夜考えながら眠り、今朝起きたらひらめいた。義父(かなり前に亡くなっている)の蔵書を少し譲り受けたがその中だ。段ボール箱を開けていたら、二箱目で見つかった。昭和47年版の講談社「現代の文学」シリーズの一冊が吉本隆明集だった。目次は以下の通り。
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共同幻想論
高村光太郎
高村光太郎小論集
マチウ書試論
丸山真男論
転向論
埴谷雄高
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この他、『吉本隆明1968』(鹿島茂)と、『NHK 100分 de 名著 吉本隆明『共同幻想論』』をKindle本で購入。全部目を通せるかが問題。
他に、明日の夜のオンライン読書会の課題本『ファンベース』も読むべし。半分までは来ていて先は見えているが。
もう一つ、来週早々のメルマガ巻頭言を書くために、村上春樹さんの『猫を棄てる』を読み直すべし。
嬉しい悲鳴。
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でも、図書館からまた新しく9冊借りてきた。躁状態かも。
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