2020年7月24日金曜日

有名作家でも書けないときはあるが、書けないということを書くのはうまい

吉本隆明『共同幻想論』の対談ビデオ、次の10分間を文字起こしした。20分から30分のところ。一時間以上かかった。午前中を費やす。

吉本は、エンゲルスとは違い、嫉妬や対幻想がいまの家族関係の原点だといったらしい。

このへんになると、また理解があやふやになる。なるほど、そうですかという感じ。まあ、鹿島さんは40年以上吉本を読んでいるのだから当たり前かもしれない。
今年はじめから言っているが、エマニュエル・トッドも読まないといけない。

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昨夜、寝る前に、『ある作家の夕刻 フィッツジェラルド後期作品集』(村上春樹訳  中央公論新社)のなかの、「ある作家の午後 」という短編を読む。どうしても筆が進まない作家(フィッツジェラルド自身のこと)のなげきを書いたもの。かわいそうだが面白い。ゼルダがいない作家は、羽をもがれた鳥のようだ。実年齢は若いのに、老いたる作家。他の作品もいくつか読んで見る。



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一時的独身の息子殿が泊まりに来た。一部彼が持参の材料で鍋料理。名古屋の辛味噌鍋。

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