2020年7月2日木曜日

『三体 II 黒暗森林』(早川書房)は上巻を読み終え下巻へ、月並みながら風雲急



『三体 II 黒暗森林 上』(早川書房)、新宿のIデパートに買い物(新生児用のおくるみなど)のお供で行きながら、電車内でほぼ最後まで読む。帰ってきてシャワーを浴びてから、『同 下』も少しだけ読む。

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205頁。
「ここがどこだか、ほんとに知らないんだよ。地形からして北欧のようだけど。……」「……そういうことは知らないほうがいいんです……どこだかわかったら、そのとたん、世界が小さくなってしまう……」

このあたり、美しい記述だ。でも私は下品なので、『(地球)幼年期の終(わ)り』に影響されているかも、と思ってしまう。

217頁。
「ルーブル美術館に連れていってください」

いいですね。

219頁。
「わたしが今回来たのは、あなたにハリ・セルダンになってもらうためです」

もちろん、アシモフへのオマージュ。コロナ休み中に『ファウンデーション』シリーズを読み直しておいてよかった。

232頁。
モナリザが変形し、壁も変形し、氷のように溶けていく。

ここも「美しい」。

238頁。
「非媒質型核融合エンジン」という原注。これはどの程度のホラなのか判断できない。

306頁。
「遺伝子誘導ミサイル」。これには一本参った。

313頁。
軌道エレベーター。ここもクラーク先生へのオマージュだ。『楽園の泉』を読み返さなければならない。
ついでにジュール・ヴェルヌも。

下巻。

12頁。
マイクロプロセッサ一千億のノイマン型コンピュータ。で人間の脳を直接ハードウェア・シミュレートする。(*^^*)

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東京都で107名の新規判明感染者。新宿に行ったのは軽率だったか。でも用事だけですぐ帰ってきた。帰りは急行に乗らず空いた鈍行で帰ってきたし。神奈川、千葉、埼玉でも二桁の数字。再度緊急事態制限がでるのは時間の問題。

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『三体』訳者の大森望さんのYouTube講演会があるので、その主催団体にクラウドファンディングするという形で申し込んだ。土曜日の夜だ。

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