2021年2月5日金曜日

散歩には独りで行くべしと素白先生がおっしゃっている

今日の「バッハ全曲を聴くプロジェクト」の実績。

Bach: Trio Sonatas
Holm Vogel
9曲 • 1時間43分 • Mar 09,2010
BWV525,BWV526,BWV527,BWV528,BWV529,BWV530,BWV583,BWV584,BWV769

https://music.amazon.co.jp/albums/B004B75IJQ

Complete Bach Recordings On Deutsche Grammophon
ヴァルター・ギーゼキング
147曲 • 7時間18分 • Jul 20, 2017
BWV 825,BWV 826,BWV 827,BWV 828,BWV 829,BWV 830,BWV 831,BWV 911……

https://music.amazon.co.jp/albums/B073XDJ7C7


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『素白先生の散歩』、「独り行く」まで読んだ。この随筆の最後が良い。

若い時から大方独りで歩いていた。独りで歩くということは、不思議に連れの出来ることであり、友の出来ることでもある。寂寥の無いところに詩も無く愛も無い。沁々と物を味うために、噛みしめて見るために、私は独りで行く。賑かな都会にもおちついた味のある場所がある。そこを歩いて見よう。

この感覚は私も持っていた。誰でもあるものと思える。仲の良い家族とでも、時々は離れて独りでいたいときがある。物事をじっくり考え、何事かを書く場合は一人の時間が必要だ。それが散歩という形をとるかどうかは、事情によるし、大きな問題ではない。「独り」が必要なのだ。

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「独り行く」を読み。『Complete Bach Recordings On Deutsche Grammophon ヴァルター・ギーゼキング」を聴いていると、時の経つのを忘れる。まさに快い「寂寥」感だ。

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