2021年3月13日土曜日

高遠弘美先生のオンライン講座 「『失われた時を求めて』で挫折しないために」、二回目を視聴した

 Sレコード店から、電話が来た。昨日の今日、早い。結果は1500円のプラス。実はマイナスを予測していたので、聞き直してしまった。安くて申し訳ないとおっしゃっていたが、こちらは捨てるかどうか悩んだ末なので、大満足である。

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例年ならこの時期は花粉症は治まるのだが、今年はだめ。まだまだ頭が重い。

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午後2時からは、高遠弘美先生のプルースト講義の二回目を拝聴する。Zoomにより講義だが、前回同様、資料を画面共有していただき、要点がつかみやすい、良い講義だった。今回のテーマは「プルーストの文体」なのだが、フランス語が苦手なので時制の違いによるニュアンスの変化については、よくわからなかった。しかし、途中で聞かせていただいた、『失われた時を求めて』の朗読の録音では、素晴らしさが伝わってきた。マドレーヌのくだりのゲラにはほとんど直しが入っていないというのにも驚かされた。

講義の直前に、森有正先生訳の『定義集』(アラン著 みすず書房)のあとがきを読んだ。辻邦生さんと所雄章さん(編者)の対談で、経験と定義と体験について語っている。これも難しくてにわかには理解できないし、すぐに理解すべきものでもなさそうだ。ゆっくりと味わって、自分のものにしていくべき。

プルーストも性急に理解できるものではないし、そうすべきものでもない。今回のような機会を捉えながら、ゆっくりプルーストを楽しむというプロセスを踏んでいきたい。

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急いで、大雨の中を、買い物にでかけて、食事の支度はJにお願いして、みんなのつぶやき文学賞の発表会をYoutubeで視聴した。5時から8時過ぎまでかかった。出演した皆さんの受賞作紹介が上手なので、新たに4冊を図書館で予約してしまった。以前のも合わせると10冊近くこの関連で読むことになる。新しい小説は苦手な方なので、この機会を与えられたのは嬉しい限りだ。

結果はこちらのページに発表されている。

https://tbaward.jp/

運営を一部手伝ったので、ともかく無事終了したのにホッとしている。


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