あさイチテレビに、シェイクスピア翻訳の松岡和子さんがビデオ出演。戯曲37作品の翻訳が完成したそうだ。79歳。25年がかり。
図書館に『日本文学全集 30 日本語のために』があるが、その目次を見ると「ハムレット」を坪内、木下、福田、小田島、岡田、松岡和子訳で並べて収録してあるらしい。次回行った時に眺めて、できれば借りて来よう。それとは別に、松岡さんの『深読みシェイクスピア』を予約しておいた。
女性のセリフがどう訳されているかに興味がある。松岡さんのインタビュー記事を読んでみたが、驚いたことに若手俳優には坪内逍遙の文語(歌舞伎調)訳の人気が高いのだそうだ。シェイクスピアの翻訳には文化的裏付けのあるコトバが向いているということか。
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病気で放り出してあった、アニエス・ポワリエさんの『ノートルダム フランスの魂』(木下哲夫訳 白水社)をやっと本格的に読み始める。
12頁。
ノートルダムがもしわたしたちの目の前でもろくも崩れ、消えてなくなるようなことがあるのなら、同じく確かなものと思われてきたもの――民主主義や平和、博愛精神にも同じことが起こりうるのではないか。
PARIS POP UPのノートルダムの模型を見ながら読む😊
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机のまわりを片付けながら、いや溢れる物を並べかえながら、内田百閒さんの三畳間御殿を思う。
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掘り出したCDでデューク・エリントン楽団のStar-crossed loversを聴く。今朝のシェイクスピア話で、脳内無意識連想が働いたのだろう。
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『ノートルダム フランスの魂』の40頁。
第1章は涙なしには読めない。
フランスの首都のいたるところから、実際にはフランス全土で鐘が鳴りはじめ、ノートルダムに捧げる巨大な祈りがひとつになる。神父たちは大司教の呼びかけをたしかに聞いた。フランス中の教会の鐘が、命取りになりかねない猛火に囚われた兄弟のために鳴り響く。厳かな、崇いひととき。…崇いひととき。
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この本の映画化を強く望みたい。大ヒット間違いない。ポワリエさんにお願いしてみようか。
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