2021年6月7日月曜日

『三体III 死神永世』上巻を読む、物語は佳境に入った

Y市の予約システムでJの1回目のワクチン接種予約がとれた。6月20日。それは良かったのだが、2回目の予約をどうとればいいのか、あるいは集団接種会場でとるのか、よくわからないシステムだ(T_T)

常識的には、1回目の接種会場でか、またはそこでの指示で再度システムを使うのだろう。不安なので電話で訊こうと考えたが、話し中でまったく通じない。システムのページのなかの説明が不足しているのだが、原因は接種実施側の準備不足だろう。初めてのことなので仕方ないというべきか、大切なことなのだからもっと万全の体制でやってほしいというべきか。わからない。

ひとまず、我が家のワクチン接種は4分の3回が、予約済み。Jの1回目は私の1回目日程(かかりつけ医で予約)より、一ヶ月近く早い。うーむ。

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今日は、ガーシュインでなく、ジェローム・カーンとコール・ポーターの名曲を聴く。

Music Of Jerome Kern
by Jerome Kern; André Kostelanetz And His Orchestra



懐かしい名曲揃い。


Cole Porter on a Steinway, Vol. 1


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午後はずっと『三体III』上巻を読み続ける。以下、小ネタバレあり。

146頁。

〈万有引力〉なる名前の宇宙船は、先日大きな役割を果たさないだろうという予測を書いたが、大外れ。不明を恥じる。

163頁。

主人公の冬眠後の生活ぶりは、クラークの『3001年終局への旅』を彷彿とさせる。

187頁。
三体人が地球人には真の姿を明かさない。これはクラークの『幼年期の終り』だ。

228頁から229頁。
重力波通信のアイディア。素晴らしい。

284頁。
すべての地球人が一旦、難民と化する。ここは小松左京の『日本沈没』の記述のスケールアップ。

325頁。
ついに重力波通信の実行。これは物語展開に大きな影響をおよぼす。

352頁付近。
4次元世界の体験記が興味深い。

先人へのオマージュだけでなくオリジナルなアイディア満載で、それを物語中に違和感なく語り続ける劉慈欣さんの筆力に敬服。


もうじき上巻を読み終え、下巻に突入する。来週の火曜日までにこの本の感想を書かなくてはならない。うまく間に合いそうだ。

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