15時。行きつけの内科クリニックに行き、1回目のコロナウイルスワクチン接種を受ける。すぐには感じなかったが、夜になって上腕の筋肉全体に軽いしびれ感。生活にはあまり支障なし。2回目は8月5日。
夕刻買い物に出たが、雲がなくなって夏の空になっていた。飛行機雲の先に細い月が見えた。
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以下は上記以前に書いたもの。
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これ、欲しい。『書評紙と共に歩んだ五〇年』。
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『週刊読書人』の7月16日号をPDF版(363円)で購入して読んでみよう。
そして、『週刊読書人』の創刊以来の書評アーカイブの索引検索はこちらで出来る。
https://dokushojin.com/arcives/
ためしに「鹿島茂」で検索してみるとこの通り。
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今朝のBGMは以下のLP。
Five Concertos For Oboe And Strings
by Tomaso Albinoni; Pierre Pierlot; Orchestre Antiqua Musica; Jacques Roussel
His Master's Voice (36325)
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三中さんの『読む・打つ・書く』についての巻頭言を考え始める。
まずは、自分のブログ記事から材料を拾い、一旦書いてその後追加を考える。
https://hfukuchi.blogspot.com/search?q=%E8%AA%AD%E3%82%80%E6%89%93%E3%81%A4%E6%9B%B8%E3%81%8F
最初に本の紹介を自分の「読者」という立場から書く。
その後、ブログ記事内容の抜粋。
最後に、おすすめ理由をまとめ直して書く。
午前11時。外は、通り雨。梅雨明けは近い。
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斎藤美奈子さんの『文庫解説ワンダーランド』読み終えた。
「序にかえて」より
古典的書物の解説に求められる要素
①テキストの書誌、著者の経歴、本が書かれた時代背景などの「基礎情報」。
②本の特徴、要点、魅力などを述べた読書の指針になる「アシスト情報」。
③以上を踏まえたうえで、その本のいま読む意義を述べた「効能情報」。
「あとがき」より
文庫の解説文は「お口直し」である。固い本ならオブラート(甘めの解説)の役割の解説。甘い本なら辛めの解説。しつこい本には爽やかな解説。なるほど。
(玉石混交なので)読者は、メディアリテラシーを磨いて、解説をも批評的に読むのが最良の対抗策だろうとのこと。
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『ロンドンで本を読む』で丸谷才一は(8頁)、書評には……
「紹介や評価とかよりももつと次元の高い機能もある。それは対象である新刊本をきつかけにして見識と趣味を披露し、知性を刺激し、あはよくば生きる力を更新することである。つまり批評性。……一冊の新刊書をひもといて文明の動向を占ひ、……世界を眺望する……」ここを読むと鹿島茂さんの書評集の表題『歴史の風 書物の帆』を思い出す。
これもイギリスでの書評の長さのおかげだという。
しかし(10頁)。イギリスでは本があまり売れない。貸本屋が繁盛している。読者は貸本屋から本を借りるとき、そして貸本屋は本を仕込れるとき書評を参考とする。普通の読者が本を買うのはペーパーバックになってからだそうだ。少しがっかり。
このあと収録された大量の英国の書評を読んで勉強すべきだが、それはゆっくりと。
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