寝る姿は皆似ている。
これは、外猫のAmちゃん。足を伸ばしている。こんな寝方を私も良くしている。
遊び疲れて帰る途中の孫のPちゃん。足先を組み合わせるやりかたは私も得意だ。
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午前中は自治会のボランティア仕事。敬老祝を届けるための回覧調査用紙や掲示板に貼るポスターの作成、祝品につける挨拶状など作る。相変わらずM社のソフトの使い勝手の悪さに腹をたてながら、なんとか完成にこぎつけて役員さんのチェックに回す。
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『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』の第五章から第七章までを読む。
小学校の先生との「大人の付き合い方」を会得したとある。つまり、先生も人間であり間違いを隠したいのを許すということ。自分の方がたくさん本を読んでおり知識が多いと生意気にも自覚している。
中学校に入ると、「師匠探し」を始める。校長先生や社会で活躍する「先生」と直接コンタクトしようとする。ファンレター作戦。貸本漫画家や少女漫画家にも。
ポオやフンボルトにも興味を示す。澁澤龍彦にも。彼の『夢の宇宙誌』を書店に走って買ったとあるが、私はやっと大学生になってから買った。負けた。クヤシイ、でもこの本は懐かしい。実家のどこかにあるはずだ。
高校時代は平井呈一先生の薫陶を、主に手紙で、受けている。もちろん小泉八雲も読んだ。この縁で恒文社社長であり『ベースボール・マガジン』の池田恒雄とも知り合う。大学は西脇順三郎文学部長がいる慶應大学へ入学する。
入学した日に三田図書館に入り込み『紀州魚譜』(宇井縫蔵)を読む。
少し飛ばして204頁に植草甚一のライフスタイルと文体にしびれた話が書いてあり、ここも我が意を得たりというところだ。その先に平井呈一の兄二代目谷口喜作が上野の「うさぎや」を継いだという話も書いてあり、ここにも驚く。数年前まで、「うさぎや」ビルの上階にあるソフトウェア会社に教えに行っていたことがあるからだ。世間はせまい。谷口喜作は河東碧梧桐や瀧井孝作、芥川龍之介、永井荷風と交流があったとのこと。
平井呈一の話は第八章に続く。
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夜、新型コロナウィルス新規感染者が国内一万人超えというニュースを観る。そしてこれは申し訳ないが国際運動会のなかの女子卓球の伊藤美誠の三位決定戦を観戦。中国選手のふるまい、メダルをとることは至上命題でそのために必死に努力するが不思議に心の余裕をみせることに憧れているという言やよし。20歳の彼女も試合中にそれを意識しているらしく、そこがうまくいくと成績がよくなる。今夜は勝った。
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