『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』を読了。荒俣宏さんの饒舌さに圧倒される。
さあ、これで追いかける対象の方やものがいくつか増えた。著者である荒俣宏さんはもちろん、平井呈一、「うさぎ家」、紀田順一郎さん( https://allreviews.jp/reviewer/59 )、「角川武蔵野ミュージアム」。
メモ:
318頁~。
米で『ディープ・スロート』、『フラッシュ・ゴードン』を、
英で『愛のコリーダ』、『スターウォーズ』、『七年に一度の夏』を観る。
日魯漁業をやめる。工作舎へ。
紀田順一郎の古典映画コレクション320頁。
水木しげる先生と妖怪話で気が合う。
323頁。
「驚きを知でアースしないこと」。水木妖怪学のポイントもそこにある。
324頁。
プリニウスには「科学的」精神がある。正解のみを求めないという面で。ファインマンの話に通じる。
328頁。
シェヴァルの理想宮(妖怪城)。
358頁。
プルースト論。
360頁。
紀田順一郎さん、219年ゲスナー賞。書誌学
「平井呈一年表」(書名は正しくは『平井呈一 生涯とその作品』。これはS図書館で借りるつもり。)
うさぎ家ふたたび。
373頁。
IBM370のプログラマだったアラマタ青年は夜中の作業の前の時間つぶしに並木座で映画見物。
1988(昭和63)年、『帝都物語』がヒット。
398頁。
コレクターは「永遠に廃棄できないゴミ」の番人。例、植草甚一。
424頁。
52年前神保町、「大屋書房」「同洋書部」。「いもや」のてんぷら定食、「さぼうる」。懐かしき店たち。
448頁。
「角川武蔵野ミュージアム」令和2年11月6日開館。
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Twitterでここを教わった。素晴らしい。使えそうだ。
「明治期出版広告データベース」(国文学研究資料館)
http://base1.nijl.ac.jp/~meiji_pa/
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ここも教わった。
https://www.amortowles.com/the-lincoln-highway-history/
DeepLで翻訳しながら読んだ。エイモア・トールズの秋の新作『The Lincoln Highway』の予習にちょうどいい。Carl Fisherという人物も興味深い。調べたいが、時間が……。
https://en.wikipedia.org/wiki/Carl_G._Fisher
新作本の予習にはこれも観るべし。
『100 Years on the Lincoln Highway 』
https://youtu.be/SIW2-bH84u4 @YouTube
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「あらゆる本は書評の要素を含む」
津野海太郎『滑稽な巨人 坪内逍遙の夢』(平凡社)を読みはじめてそう思った。私はしばしば後書きから本を読むが、この本の300頁からの後書きと304頁からの参考文献を読んでピンと来たからだ。本は単独では存在し得ない。著者の読んだ本からのこだまがその著書の中でカリヨンのように高くまたは低く鳴りひびく。
丸谷才一『木星とシャーベット』(マガジンハウス)の22頁に、このことが詳しく書かれていること(と解釈できるご意見)を発見。
「孤独な個人の権威によつてではなく、文学の伝統に促されて書いてゐる。……文学から文学を作る方法は別に異様なものはない。」
なるほど!こんなことに気づきながら読書できるのは、楽しい。
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これは有用なTweetだ。Facebook経由で教わった。
1st author論文持ってる修士就活生が増えてるようで、それを達成してるM1後輩に話を聞いてみたら「日本語で文章書いて全部DeepL翻訳で英語化→英語化された文章をgoogle翻訳、みらい翻訳で日本語化→違和感ないか確認→指導教官に提出」というプロセスを踏んでるらしい。そりゃ早くなるわけだ。すごい
— くりぷとバイオ@研究×新規事業 (@cryptobiotech) August 10, 2021
とりあえず、単独でみらい翻訳を試した。早い。明日はDeepLと比較したい。
https://miraitranslate.com/trial
どちらにせよ、Web上の英文の記事などは翻訳しながら読むのが、私には効率的だ。どらえもんのほん訳コンニャクが実現したようなもの。
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