朝読書。一昨日見つけ出した(あるいは本に呼ばれた)『ぼくの血となり肉となった500冊そして血にも肉にもならなかった100冊』(立花隆)を拾い読みする。東京堂で週刊誌の書評のための本を紙袋2つか3つも費用は週刊誌持ちで買い出しする話には相変わらず羨望の念を抱く。しかも、読んで少しでも参考にした本は絶対に捨てないという暮らしぶりにも。私にはとうてい「書庫兼仕事場の猫ビル」は建てられない(だろう)。100冊読んで1冊の本を書く話は、司馬遼太郎や松本清張ほどでないと思うけれど。
ファイマンのNASAレポートの話を読んでいたら、その次(186頁付近)にフリーマン・ダイソンが登場する。以前読んだときにも気になったらしく、ページの端が犬の耳になっている。今回は『宇宙をかき乱すべきか』(ちくま文庫)と『多様化世界』(みすず書房)と『ガイアの素顔』(工作社)が読みたくなったが、調べると『多様化世界』しかご近所図書館にはない。とりあえず借り出す手配をした。『ガイアの素顔』は古本で手頃に入手可能な値段。『宇宙をかき乱すべきか』はやや高い。猫ビルで貸し出ししてくれないだろうか。
ともかく、立花隆の書評集は系統的に読んでおくべきだと思う。ノンフィクションの書評が多いのが魅力。そして良書の紹介につとめていて評価を読者に任せている点がユニークと思う。
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巻頭言の原稿を完成に近いものとして、なんとか、書いた。もう12時。昼食の後また手を入れ、今夜まで寝かして微修正しチェックに回すことにする。チェックしてくれる仲間がいるのは嬉しいし幸せなことだ。
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BGM
Rhapsody On A Theme Of Paganini Op. 43 / Concerto No. 1 In F-Sharp Minor Op. 1
by Sergei Vasilyevich Rachmaninoff; Leopold Stokowski; Eugene Ormandy; The Philadelphia Orchestra
RCA Victor (LCT 1118)
Publication date 1954
ラフマニノフの生涯(特にアメリカに渡ったあと)を調べたくなった。
とりあえず、これを観る。いや、時間がない。
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