2021年8月31日火曜日

堀江敏幸さんの『余りの風』(みすず書房)で植草甚一さんの文章と生き方の魅力を再認識


朝読書。

堀江敏幸さんの『余りの風』(みすず書房)を読む。

あとがき→植草甚一→索引(大事だ)→とたどり、
177頁。「耳打ちする声――植草甚一」

「非効率的な芋蔓式の連想だけに可能な夢想に満ちあふれ、しかも忘却を前提」とした「膨大な情報」は「読み手に威圧感を与えるようなことはけっしてない。」

「検索やソート」に頼らない」

植草甚一の書き物の不思議な魅力、当時の若者(自分)に受けたワケをうまく分析してくれている。


304頁。(あとがき)

本書、『余りの風』は、十数年前に刊行した『書かれる手』とおなじく、さまざまな媒体に発表した批評的な散文をまとめたもの……

『書かれる手』も読むべきだろう。これが芋蔓式読書。楽しいが効率は悪い。

同じく堀江さんの『本の音』の題名の由来。

「読み終えた一冊一冊から響いてきたさまざまな音を記録しておく。」「本ノオト」。そして「本音」。

246頁の引用。(昨日ブログ参照)。

247頁。

「書評はひとりではできない。著者がいて、本があって、その本を対象にした感想文をいついつまでに渡しなさいと命じてくれる編集者がいて、さらにそれを活字にする媒体があって、ようやく成立するものだ。」

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「みを(miwo) - AIくずし字認識アプリ」をダウンロードして使ってみている。楽しい。iPhoneだと、変換後の文字表示が混み合うのでiPadのほうが良さそうかと思い、今、ダウンロードして使おうとしたら、サーバーがダウンしている。すごい人気だ。

また明日、やってみよう。

http://codh.rois.ac.jp/miwo/

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8月が終わろうとしている。オシゴト一段落で気が抜けて疲れが出てきた。明日からまた新たな気持で、ゆっくり進めたい。

「書評の調査収集P」は、書評集を読んだあとの初出情報のゲット・整理方法、対象書籍情報の整理方法、書評家ごとの書評情報データベースの整理方法(当初はGoogleスプレッドシート)などを個人で。あとはSlackチャンネルでいかに情報交換すべきかの腹案を作る。これらのレポートを9月末作成する。

「コミュニティ・マネジメントM」は、仕切り直しで、マニュアル(M)をどういうスタンスで書くかを決めたい。コミュニティ・マネージャ向けに書く。一般的な手法の整理。つまり(ソフトランディング、MOIなど)をして、それらをCMがどう適用すべきかについて既存成功モデル例を使って書く。9月中週イチ作業で、9月末マニュアル完成をめざす。

他、「文字起こし(宇野重規回のうち50分弱)」もある。ペース配分をうまくやる必要がある。

なお、この3件のオシゴトの根底には「民主主義を信じる」ということがあるのに気づいた。

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