2021年12月5日日曜日

佐藤春夫の『退屈読本』を読むと退屈しないだろう

 佐藤春夫の『退屈読本』を図書館で借りる手続き。富山房百科文庫版2巻本。Twitterでお見かけしたご発言で高遠先生が病院でお読みになるのは多分これだろう。


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貸し棚書店出店のため、棚におく本のテーマを考えたい。

(1)日記本だけ

(2)森有正、吉田健一、丸谷才ーの本

(3)植草甚一の本

(4)クラーク、アシモフ本

(5)池波正太郎と司馬遼太郎の本 

(6)明治から戦前までの書評、文芸評論

(7)科学入門書

(8)トーマス・マン、ヘルマン・ヘッセ

発想力がない。誰かのアイデアを借りたい。仲間に相談してみよう。

(5)はありふれているので却下。代わりに空海と熊楠の本にしよう。

そして

(9)懐かしい図鑑と児童読み物

を追加!

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『金沢』の続きを少し読む。僧侶と酒を飲みながらの会話、話がはずんで空想の中酒仙の世界に遊びに行く。ここまで行くと実体験にインスパイアされたというより、吉田健一の空想力のなせるわざという他はない。当時は以前ほどには酒に強くもなかっただろう。あまり呑まなくても羽化登仙の境地になれたのか、その境地に憧れたかなのであろう。下品に言うと「コストパフォーマンスが良かった」ということだ。

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巻頭言最終稿を作って、Slackで仲間にコメントを依頼した。

キャッチフレーズは「書評を読むのは書評家との二人読書会だ」とした。

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