2021年12月3日金曜日

「黙示録的」映画『FINCH』を観た翌朝の地震連続には驚かされた

起き抜けのいろいろ。

起床直前の地震(山梨県)と、朝の地震和歌山県、どちらも中程度、震度5弱。

モッブで外窓掃除 大掃除の前哨戦

AppleTV+で、映画『FINCH』を昨夜観た。良かった。原作があるのか?と捜してみた。

ない、でもこれが見つかった。梗概がわかりやすく書けていると思う。

https://www.imdb.com/title/tt3420504/plotsummary?ref_=tt_stry_pl

***

「著作権」の行末の勉強開始。

「著作権 未来」をキーワードとしてGoogle検索でヒット。

まずはこれらから読んでみよう。

(1)田村善之『知財の理論』(有斐閣)←1万円! 国会図書館のみ。知的財産法については別の入門書『知的財産法』借りることにした。

(2)田村善之 「日本の著作権法のリフォーム論」ーデジタル化時代・インターネット時代の「構造的課題」の克服に向けてー

知的財産法政策学研究44号(2014年)

http://www.juris.hokudai.ac.jp/riilp/journals/

論文そのものはここ。

https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/55093/1/44_02.pdf

(3)ビデオ(必要なら観る)

https://www.youtube.com/watch?v=09AUqpIxREI

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巻頭言 第2稿は以下の通り。明後日もっと直して、提出用原稿にする。

星新一の『祖父・小金井良精の記』の書評(書評家は尾崎秀樹さん)をみかけたので、再読した。

https://allreviews.jp/review/5512

以下は私が一年前に書いた「書評」だ。

『祖父・小金井良精の記』とは、変な題名なのだが、最初の方で星新一が説明している。小金井良精は星新一の母方の祖父(で妻は森鷗外の妹喜美子)。若き日のドイツ医学留学の日々から晩年にいたるまで欠かさず日記をつけていた。それを探し出して、テーマごとに読みながらこの本の材料としている。この本は星新一が書いたものか小金井良精が書いたものか、判然としないということを題名の曖昧さで表している。

星新一らしく、短いストーリーの連続であり、非常に読みやすい。小金井良精と周囲の綺羅星のような人々(含む鷗外)が、この本の中で生き生きと動き回る。

長岡藩の幕末の悲劇のなかで子供時代を過ごした小金井良精は、東大医学部(の前身)を首席で出て、ドイツに留学、腎臓病をかかえながらも、ベルリン大学で助手として教鞭を取るまでになる。そのころドイツにやってきた森林太郎にも会っている。帰国して東大医学部の教授になる。賀古鶴所の紹介で鷗外の妹と結婚。賀古鶴所からドイツの鷗外に2人の結婚の承諾を求めると、即座に電報で認める旨の返事が戻ってきたという。

鷗外とは違い、医学の仕事一筋。解剖学を教え、人骨の研究も行う。三度目のドイツ訪問で購入してきた計算尺で研究の計算を夜中までやって倦むことがない。定年退官したあとも、好きな研究(人類学)のために、発掘した人骨を自ら洗う生活を続ける。夜は遅くまで論文を読み、自分も書く。根っからの研究好き。土日もあまり休まない。ただし、夜ふかしだけはしない。貧乏で、地味な研究者なのだが、名声は高い。

女婿、星一に息子ができ(大正15年)、可愛がる。二番目の孫だが同居していたこともあり、猫可愛がりしたようだ。これが星新一だ。

70歳で、御前講義。「本邦先住民族の研究」からの話を、若き天皇は興味深く聴いていたという。南方熊楠を連想させる。決して体が丈夫ではなかったが、小金井良精は節制しながら研究を続け、昭和19年、87歳で他界するまで研究を続けた。

ななめ読みで再読したが、私の「書評」は特に変更しなくても良いと感じた。その後、恐れ多いが尾崎秀樹さんの書評と比べてみた。私の「書評」はテクニック面での分析が弱い。「書評を読むことは書評家との二人読書会をするようなもの」と最近考えている。たしかにこの二人読書会は楽しくてためになる。

昨秋私にも初孫が生まれた。小金井良精と同様、孫を「猫可愛がり」している。そんな中、孫が私をどのように見ているのか気になる。できれば星新一のように温かい目で年寄りを見ていて欲しい。(hiro)

Kindle版もあるようだ

 

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