『読書とは何か』に関するメルマガ巻頭言用所感文の第一稿を書いてみた。「プロローグ」と「エピローグ」のみここに掲載してみる。
プロローグ:
新刊の『読書とは何か 知を捕らえる15の技術』(河出新書)を読んだ。著者の三中信宏さんは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の専門員であり、東京農業大学農学部生物資源開発学科 客員教授でもある。進化生物学や生物統計学を専門とする研究者という著者が、このような一般向けの読書の手引を書いたことに少し驚いた。でも本当の専門家は難しいことをやさしく説明する本も書けるという証明でもあろうと、思い返した。
(中略、ここにはこの本が読書の手引としてなぜユニークなのかを書く予定。)
エピローグ:
研究職のかたや文筆業のかたには当たり前かもしれない、「深い読書」を、私のような普通の読者にも出来るかも知れないと思わせてくれるこの本はすべての読書人におすすめだ。この本は新書版の安価な本でありながら、索引や文献リストの充実していることに驚いたことを最後に付け加えたい。ここにも読者を「狩り」へと誘う著者の深い「たくらみ」が隠されている。
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中略の部分も大体はできているが、これから数日全体の推敲を続ける予定。来週月曜日に友の会の仲間に読んでもらい、OKならば火曜日にメルマガに掲載する。
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昨日からクリスティアーノ・オウツという人の演奏するチェンバロの響きに魅せられている。
チェンバロという楽器のことはよく知らないので、バッハの平均律のアルバム(写真)で彼の使っているという楽器が歴史上どんな位置づけなのかはよくわからない。ともかくブックレットによると、「Harpsichord (16', 8', 8', 4') by Matthias Kramer,aft er Christian Zell, Hamburg 1728」というものらしい。この素性を調べるのも楽しい作業になりそうだ。
https://ml.naxos.jp/album/RAM1912 |
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オリンピックスピードスケート1000メートルで髙木美帆選手が優勝。いろいろなことがあっての優勝なので、髙木美帆選手の心身両面の勁さに脱帽するしかない。スゴイ選手だ。
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ところで、今日午後、こんな引用ツイートをしてしまった。半分以上本心から書いている。昔の絵日記や日記や会社員時代のメモ帳をデジタル化してこのブログに加えるという昔の計画を実現すれば、まんざら嘘にはならないだろう。コツコツと頑張る。
素晴らしい。私もこんな日記を書きたい。今はブログでお茶を濁しているが、一歳半の初孫に胸をはって見せることができるものを書くことを目標にします。 https://t.co/18dGs0Qrng
— 福地博文(hiro) (@hfukuchi) February 17, 2022
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