先日〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の書棚L'orageさんで購入した、夢枕獏さんの『神々の山嶺』は文庫本ながら上下巻合わせて1000ページ強の、それこそエヴェレスト級の読み応えある本です。下巻の200ページまで読み進めました。クライマックスは近づいています。
1924年6月にマロリーとアーヴィンはエヴェレスト登頂に成功したのではないか?という仮説をめぐって描かれた物語です。読んでいると「酸素ボンベ」が欲しくなるほど、息詰まる記述。人間の身体はそこまで鍛えて強くなれるのか。若ければそんな訓練もしてみたくなるような、魅力のある筆致です。
明日には読み終えられそうですが、このあと、昨日書いた『マナスル登頂記』と『エヴェレストをめざして』を読み直すよりも、マロリーのことを書いた以下の本を国会図書館デジタルコレクションで読みたくなりました。
『ヒマラヤ名著全集 3 エヴェレストへの闘い』(1967年 あかね書房)
念の為、図書館をあたってみたら、蔵書にあったので、即予約しました。昔は登山に関する本も人気があったのですね。この関係の本も〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の私の書棚に入れることを検討します。小さな書棚が無限の広さに膨れ上がりそうです。
(追記:以下の本も図書館で予約しました。ドキドキです。
『そして謎は残った 伝説の登山家マロリー発見記』 )
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