筒井康隆『聖痕』(新潮文庫)を2日間で読み終えました。久しぶりに夢中になれる本でした。
筒井康隆さんの本は、初期のSFしか読んでいなかったのですが、昨年末に『美藝公』を読んで、印象が変わりました。なるべく最近のものを手に入れてもっと読んでみたいです。
手元にはしばらく(10年以上)積んでおいた『虚航船団』もあるのですが、これも読みます。
筒井康隆『聖痕』(新潮文庫)を2日間で読み終えました。久しぶりに夢中になれる本でした。
筒井康隆さんの本は、初期のSFしか読んでいなかったのですが、昨年末に『美藝公』を読んで、印象が変わりました。なるべく最近のものを手に入れてもっと読んでみたいです。
手元にはしばらく(10年以上)積んでおいた『虚航船団』もあるのですが、これも読みます。
2日間で読み終えました。実は図書館で借りてきています。(スミマセン。)
写真のページがあり、注も豊富、年譜もしっかりして、著書目録も人名索引も付いている。模範的な自伝本です。『宣告』以降の大作も読んでみようか、でも、エッセンスはこの本で十分かしら、いや文学作品で重要なのはニュアンス……などと楽しく悩むことができる本です。
ところで、この素晴らしい装幀は菊地信義によるものです。
「あとがき 晩年の辰雄」で 堀多恵子が以下のようなことを書いています。
病気に触るといけないので、寝室から本棚を外に出してしまったら、好きな本が眺められず、堀辰雄が寂しそうにしていた。
涙なしには読めません。
堀辰雄 著 ほか『妻への手紙』,新潮社,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1669238 (参照 2023-01-27)
なお、書簡もこの「晩年の辰雄」も筑摩書房の『堀辰雄全集』および『別巻』に収録されています。しかし、一冊に「妻への手紙」と堀多恵子の回想がまとまっているところに、この本の良さがあると思います。
本日読んだ本。(大和市立図書館で借り出した本。)
加賀乙彦『頭医者留学記』(毎日新聞社)
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001602296-00
『頭医者 留学記』を借りて読んだら、懐かしくなって学生時代に読んだ加賀乙彦の本を発掘してきました。『フランドルの冬』は読み返してみます。
— 福地博文(hiro)@PASSAGE一棚店主 ( BOOKS HIRO ) (@hfukuchi) January 26, 2023
まとめてPASSAGEに出すのも検討します。#PASSAGE #BOOKS_HIRO pic.twitter.com/tnTfkfxgn5