2017年10月23日月曜日

「パフォーマンス」でなくて「音」だと、グールドがリヒテルについて述べる

 ビデオの中でグールドは述べる。

 二つのタイプの音楽家がいる。
 自分の解釈の演奏を聴衆に聞かせるタイプの音楽家と、聴衆が自ら音楽にインボルブすることを促す音楽家だ。
 リヒテルは後者に属するのだ。と。

 グールド自身は聴衆へのパフォーマンスを捨象してしまったので、演奏している自分が音楽にインボルブされるだけで済むことになろう。

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 リヒテルの有名な電気スタンド下の演奏。これは聴衆が音楽に集中できるようにしていると、このビデオでリヒテル自身が述べている。

 YAMAHAのピアノも使ってくれたリヒテル。(NHK プロジェクトX)

 チャイコフスキーコンクールで審査員をしたとき、クライバーンにだけ満点をつけ他の参加者は零点だったという逸話がある。クライバーンは音楽にのめり込んでおり、他の参加者はコンクールにのめり込んでいたのではないのか。

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 リヒテル語り下ろしという本も図書館で予約してみた(*^^*)


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 選挙の結果をもう少し冷静に受け止めるために渡辺一夫先生の「寛容」のお話をもう一度読む。それも予約した。

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