ラストスパート。
495ページ。「フラニーとズーイ」出版前、例によって神経質になっているサリンジャーに、ニューズウィークなどの記者がパパラッチもどきの取材合戦。かわいそうだ。
502ページ。1961年、「フラニーとズーイ」は案の定、読者には大人気。しかし、評論家や同業者からは冷たい評価。
#「嫉妬」というコトバが頭にうかぶのは私だけでは無いだろう。一時の村上春樹さんのケースもこれに似ている。
524ページ。沈黙のしかし忠実な読者は最大の味方。評論家なんかほっておけ。
568ページ。1974年、ニューヨーク・タイムズ紙の電話インタビューに珍しくも30分も話した。「(作品を)発表しないとすばらしい平安がある。」
その後は離婚や結婚を経験したが、「発表しない」作品を書き続けて、2010年、91歳で死去。
#彼は天国でも、閉じこもって書いていると思う。邪魔のない天国で…
この本には、巻末に索引や年譜(訳者作成)、詳しい注釈が付いている。座右に置きたい本だが、諸々の理由で、図書館に預けておきます(*^^*)
読みたくなったら、2日くらいで近所の分室に届くし、他に借りる人はなさそうだし。
***
次に読むつもりで、古本1円で注文していた赤木先生の本も届いた。
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