『 今年(2017年)十月から十二月に読んだ本たち (詳しくはブログ「りんかん老人読書日記」で…)
(1)「知識の灯台」(デレク・フラワー 柴田訳 2003年 柏書房)
アレクサンドリアの図書館とムセイオンの果たした役割は何なのか。ウェルズは「世界史概観」で「われわれの今日の生活を形成する知的作業の決定的な出発点がある…」と書いている。
(2)「自壊する帝国」(佐藤優 2008年 新潮文庫)
「ソビエト帝国」が壊滅したときの経緯をしりたい。その後の世界情勢を理解するための助けになるはずだ。
(3)「樹の声 海の声」(辻邦生 1982年 朝日新聞社)
辻先生の本はほぼ全部読んでいるが、この本は読む機会がなかった。今回は諸般の事情により、図書館で借りて読むことにした。
(4)「思想の自由の歴史」(ビュァリ 森島訳 1951年 岩波新書)
昔の大学の教養部時代に読むべき本。一度は手に取ったはずだが、マジメに読んでいなかった。今回は渡辺一夫先生の本で引用されていたので、読むことにした。
(5)「私のファッション屋時代」(赤木曠児郎 1997年 近代文芸社)
赤木画伯は湯川博士に影響されて入った岡山大理学部物理学科出身だが、数式が苦手で教養部時代に物理の単位を落とした。と書いてあった。よく卒業できたとおもうでしょう。
(6)「サリンジャー 生涯91年の真実」
Webでお馴染みスラウェンスキーさんの本。4600円で手が出なかったが、図書館で見つけてラッキーです。でも600ページ😅
(7)「ピアニストは指先で考える」(青柳いづみこさん 2007年 中央公論新社)
メーカーによるピアノの音色の違いを知りたいと思った。
(8)「アルフレッド・コルトー」(ガヴォティ 遠山訳 2012年 白水社)
典型的伝記本なので、読みやすい。
(9)「リヒテルは語る 人とピアノ、芸術と夢」(ボリソフ 宮澤訳 2003年 音楽之友社)
軽い気持ちで図書館から借りてきたが、なかなかオモシロイ。リヒテルの言動を若い友人がまとめたものだ。
(10)「はじめてのシェラの夏」(ジョン・ミューア 岡島訳 1993年 宝島社)
原著は1911年の出版。若きミューアがヨセミテに行ったのは1869年。その後、彼は国立公園の父と呼ばれる。
(11)「マーク・トウェイン 完全なる自伝」(和栗了他訳 2013年 柏書房)
重い本。1000ページ有る。試しに最初の方を読んでみた。「自伝」の書き方についてユニークな意見が書いてあった。読書専門マストドンBookwor.msに紹介の投稿をしてみた。
(12)「溶ける街透ける路」(多和田葉子 2007年 日本経済新聞出版社)
登場する街がたくさん。羨ましいので書いてみた…
(13)「百年の散歩」(多和田葉子 2017年 新潮社)
私ごときが言うと生意気なのだが、彼女の筆力はすごい。文章の向こうにベルリンの街角がありありと立ち上がる。
(14)「フンボルトの冒険」(アンドレア・ウルフ 鍛原多惠子訳 2017年 NHK出版)
読むのをやめられなくなった。面白すぎ。いまは、フンボルト君はゲーテと酒を飲んで騒いでいる。世界旅行にはまだ出発していない。
(15)「中動態の世界」の冒頭を読んだ。(國分功一郎 2007年 医学書院 #本屋さんで見つけるのに苦労したのは出版社の性格のせいか? )
(16)「懐旧録 サンスクリット事始め」(南条文雄 1979年 東洋文庫)
サンスクリット語学の話は一行もでてこない(^^) 』
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今夜のTBSテレビ「世界ふしぎ発見」で、出てきたワルシャワ歴史地区の話。調べてみたくなった。とりあえずWikipedia。もちろん、先日読んだ辻邦生先生の「樹の声海の声」の影響だ。
本の情報はこんなところからも。米子図書館さすが。
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今夜のTBSテレビ「世界ふしぎ発見」で、出てきたワルシャワ歴史地区の話。調べてみたくなった。とりあえずWikipedia。もちろん、先日読んだ辻邦生先生の「樹の声海の声」の影響だ。
本の情報はこんなところからも。米子図書館さすが。
素晴らしい! https://t.co/BSTP5RxgdU— 隠居老人こと福地博文 (@hfukuchi) 2017年12月2日
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