2018年2月28日水曜日

確定申告の途上古本屋さんを発見(^^)し、ドビュッシーに関する論文を読む

 確定申告書類を提出しに、Y税務署へ行ってきた。昨年などは締切日にやっと行ったのだが、今年は半月の余裕を持って書類が完成したので、ゆっくりとした気分で用を済ます。

 目的駅につき、税務署に直行するのではなく、改札口からまわりを眺めた。すると、古本屋さんが目についた。新刊書店ではなく、古本店があるのはありがたい。

 帰りに寄ってみた。期待以上にしっかりした品揃え(?)である。(あまり期待はしていなかったので)ちょっと嬉しい。

 手始めということで、全体を見て、どんな傾向の本があるかを頭に入れた。これをしておくと次回は、本を捜しやすい。

 「空海の夢」(松岡正剛 1995年 春秋社)が450円だったので、挨拶代わりに購入し、駅中でお土産を買って帰宅。



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 今朝は、早起き成功。明け方の東の空の雲が美しい。



 青柳いづみこ(戸井田いづみ)さんの博士論文を見つけた。

 常々ドビュッシーは「印象派」ではないとおっしゃっていた意味が、この論文を読んで腑に落ちた。

 ドビュッシーの傾向から見ると、堀辰雄先生がお好みだろうと、青空文庫で本文検索してみた。すると、大当たりで「木の十字架」のなかで、Claude Debussy - "Noël des enfants qui n'ont plus de maison"を聴く話が出てきた。ドイツ占領下で子供たちがいかにクリスマスを過ごしたか、という話題で、暗に(でもないか)ナチスを批判している。

 青空文庫の作品数が増えると、本文検索の成果は多くなる。Google Scholarなどの論文検索も含め、ものを調べるのに便利な世の中になった。AIをこんな分野にも使いたいものだ。

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鹿島茂大教授の「大読書日記」での収穫は「漢文と東アジア――訓読の文化圏 (岩波新書)」

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